太田出版

瓜田純士 瓜田純士

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シェリー

2009.4.21 19:29

いきなりの雨

行き場所がなく


近頃息苦しかった。

ある偉大な漢と話をする
ケジメ。


先が暗雲な気まぐれな

心の雨のち曇り。

俺がこの先何をしたく


何を生きるべきかわからないから

久しぶりに


狭山に尾崎豊さんの墓に


線香変わりにハーモニカを吹いてきた。


凄まじい花束だった


多分尾崎豊さんは

花束をいらない気がした

俺のシェリーはどこだろう?


私は純士のシェリーになれる?

ある女の子が言った。



なれるよ。

雨の狭山霊園は


尾崎豊さんが来てくれたように感じた。

シェリー

いつになれば

俺は這い上がれる

だろう。

生きていく事に

告白し続ける



安らかに


天国で詩ってください。


俺が12歳だった時の突然の死。

ダンスホールと


ロザーナが大好きだった

cookieで泣いて


シェリーを13歳の時


カラオケで

朝まで歌った。


貴方は誤解されてはいないし

貴方の笑顔は卑屈じゃない。

俺のシェリー

尾崎豊さん


ゆっくり雨にうたれてください。