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アート・ランブル 第6回
多様化する「団地」のリアリティ水洗トイレ、風呂、ダイニングキッチン、ベランダなど近代的アイテムを備えた公団住宅=団地は、多くの日本人の憧れだった。1950年代半ばに日本住宅公団によって建設が始まった団地は老朽化し、住民の高齢化が問題になってきた。今、そこで生まれ育った現代美術家たちは何を表現し、見せようとしているのか。UR都市機構潮路南第一ハイツ37号棟- 中島晴矢
- art ramble
- Dec.27,2018
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アート・ランブル 第5回
平成最後の明と暗平成最後の夏、東京オリンピックの準備が進み、オウム真理教の幹部が死刑執行される中、「明暗元年」@space dike他、Chim↑Pom「日本のアートは」@NADiff a/p/a/r/t、カオス*ラウンジ「破滅*アフター」@A/Dギャラリー、毒山凡太朗個展「Public archive」@青山|目黒は何を語っていたのか?space dike- 中島晴矢
- art ramble
- Sep.26,2018
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アート・ランブル 第4回
公共圏の「癌」2020年の東京オリンピックに向けてどこか不可思議に変貌する姿をさらしている新国立競技場周辺。物議をかもした巨大な建設物ができつつあるのは見るも明らかなのだが、しかしそのすぐ近くでは、必然のようにしてCANCERが発生していた。ギャラリー EUKARYOTE- 中島晴矢
- art ramble
- Sep.6,2018
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中田考の近未来、世界はこうなる!講座 第2回
【対談】中田考×島田裕巳 未来の宗教はどうなるのか? これから世界はどうなるのか?2017年10月4日、東京渋谷のロフト9にて、「未来の宗教はどうなるのか? これから世界はどうなるのか? イスラーム、ムスリム、宗教、どんな疑問にもお答えします!」というイベントが開催された。出演は、中田考(イスラーム法学者)さんと島田裕巳(宗教学者)さん。 イスラーム法学では世界的権威である中田考さん(同志社大学客員教授)。世界では5人に1人がムスリムであるのに、日本では数少ないムスリムであるが故か毀誉褒貶にさらされているが、いったい彼らが何をどう考えているのか、イスラームからの声を知るための非常に重要な存在である。 最新刊『帝国の復興と啓蒙の未来』(太田出版)では、ミッシェル・ウエルベック『服従』(河出書房新社)の物語から、現代の帝国が復興し文明が再編される時代を見通すための、イスラームの側から歴史を解き明かそうと果敢に試みた。今回は「世界と日本の宗教が衰退している現象」を論じた『宗教消滅』(SB新書)や中田さんとの共著『世界はこのままイスラーム化するのか』(幻冬舎新書)でも知られる宗教学者・島田裕巳さんと、イスラームのこれから、世界の宗教のこれからに関してとことん語り合った。LOFT9 Shibuya- 中田考
- sekai wa kounaru
- Aug.31,2018
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アート・ランブル 第3回
再構築する「風景」墨田には数多のギャラリーやアトリエ、アートスペースが生滅しており、オルタナティブの歴史が厚く堆積している。今、かつての町工場や古民家がといった空きスペースが生まれ変わり、新しいアートの胎動を示しはじめている。あをば荘- 中島晴矢
- art ramble
- Jul.9,2018
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アート・ランブル 第2回
部屋の隙間・空虚な風景・路傍の記憶東京タワーの見える麻布にある「モデルルーム」、目黒駅から雅叙園を横に見て行人坂を降りたったところにある「rusu」、そこから目黒川を下れば「四月の人魚」がある。今、ここ、東京に生きている人間の"表現"たち。SNOW Contemporary- 中島晴矢
- art ramble
- Jun.29,2018
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アート・ランブル 第1回
〈エセ渋谷〉としての「似非シブヤ」展1973年渋谷パルコ開業、1979年SHIBUYA109開業。80年代はセゾン文化、90年代は109が「ギャルの聖地」と栄枯盛衰を繰り返す渋谷。道玄坂と宮益坂に挟まれた谷底の街で、今何が表現されようとしているのか。Gallery Conceal Shibuya- 中島晴矢
- art ramble
- Jun.22,2018
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執筆陣
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なかじま はるや
中島 晴矢Artist / Rapper / Writer
1989年生まれ。主な個展に 「麻布逍遥」(SNOW Contemporary, 2017)、主なグループ展に「ニュー・フラット・フィールド」(NEWTOWN, 2017)「ground under」(SEZON ART GALLERY, 2017)、アルバムにStag Beat「From Insect Cage」など。当ウェブサイトのほか、Bug-magazineで「東京オルタナティブ百景」を連載中。
ウェブサイト: haruyanakajima.com連載一覧: アート・ランブル
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なかた こう
中田考一九六〇年生まれ。同志社大学客員教授。一神教学際研究センター客員フェロー。八三年イスラーム入信。ムスリム名ハサン。灘中学校、灘高等学校卒。早稲田大学政治経済学部中退。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。カイロ大学大学院哲学科博士課程修了(哲学博士)。クルアーン釈義免状取得、ハナフィー派法学修学免状取得、在サウジアラビア日本国大使館専門調査員、山口大学教育学部助教授、同志社大学神学部教授、日本ムスリム教会理事などを歴任。著書に『イスラームのロジック』(講談社)、『イスラーム法の存立構造』(ナカニシヤ出版)、『イスラーム 生と死と聖戦』(集英社)、『カリフ制再興』(書肆心水)。監修書に『日亜対訳クルアーン』(作品社)。連載一覧: 中田考の近未来、世界はこうなる!講座