玉井 「お子さんの話が出ましたけど、今は結婚何年目ですか？」

藤井 「結婚10年過ぎました。7月で11年ですね」

PASSPO☆ 「おめでとうございます！」

藤井 「ありがとうございます。そんな（恐縮）」

玉井 「私、4年後に夫と子どもを持って幸せに暮らしたいんですけど。結婚して良かったこと・悪いことはなんですか？」

藤井 「良かったことは……あ、よくおうちに帰って明かりがついて安心するとか言うでしょう。あれはあんまりなくて。本当に彼女が寝るのが早い人で、7時ぐらいからちょっと眠たくなって。夜はね」

PASSPO☆ 「早い！」

藤井 「9時ぐらいには本当に熟睡体制になる人なんです。今なんて、子供がいるから特にそういうライフスタイルです。でも最初の頃から、僕は夜家で遊んだり、起きていたりすることが好きで。結婚して一緒に住むようになって、ある日、お仕事終わりで飲みに行って2時くらいに帰ったときに、リビングに座ってウトウトしていた彼女を見て、ごめんなさいって思って。ちょっとそれも笑ってもうたけど（笑）。申し訳なくなって、『ほんま気持ちはありがたいけど、待たれてると思うとすごい気も遣うしプレッシャーだから、全然こんなことせんでいいよ』って言ったら、彼女も『良かったです！　本当に寝たいです』って言って（笑）。そういうことが言えるのが良かったかな。彼女もお兄ちゃんがいる下の次女。長女やけど次女だから」

玉井 「本当に一緒な感じだ」

藤井 「そうそう。僕も下やし、お互いにその家の居心地の良さを求める方向が似てるから。あんまり無理して、あなたのためにとか、君のために、みたいなそういうのはもうせえへんっていうのがいいなと。そういう人と出会えたのが良かったかなと思っています。結婚、楽しいですよ。……どうする？」

玉井 「出会えるかな」

藤井 「結婚相手に求める条件みたいなのはあります？」

玉井 「自由にさせてくれる人ですね。私が気分で言葉を発したりとか、動いたりしちゃうので、それを止められると結構きついような気がするんです」

藤井 「うちは、彼女がきっちりしているんですよ。僕が神経質そうに見えるかもしれないんですけど、全く逆なんですね」

PASSPO☆ 「えーっ！」

玉井 「ケンカにならないんですか？」

藤井 「多分向こうがあきらめてくれてると思うんですけど。僕の部屋が本当に散らかってるんですけど、朝、娘と一緒に起こしに来てくれるときとかも、『ほらほら。お父さんのお部屋ではガレージセールが始まってますよ』とか言って、それを許してくれてる。『早く片付けて！』とか、それは言わへん人なんです」

増井 「いい！　楽しいですね」

藤井 「だから、自由にさせてくれる人っていうのは――ご自身が自由にしてもらいたいのであれば、あなたも彼の全部を認めなければいけないから、それができますか？っていうことだと思うよ」

玉井 「はい。勉強になる?！」

藤井 「今は、旦那さんくらい近い関係にいらっしゃるのがメンバーなわけですから、メンバーみんなの自由を認められるように度量を大きくしとかんと」

根岸 「なるほど」

藤井 「相手のことを尊重するなんて、心掛け一つ。自分のキャパも大きくしとかんと、自由を許してくれる旦那さまには出会えないかもよ」

玉井 「はい!!」

藤井 「ははは（笑）」