Geroさん (歌い手)
アメリカンガールズロックユニット・PASSPO☆によるインタビュー連載企画! 第5回目となる今回のゲストは、大人気シンガーのGeroさんです。音楽を始めたキッカケから好きな女性のタイプまで、Geroさんのことをたっぷり掘り下げた大盛り上がりのクロストークをお楽しみください!
岩村 「Geroさんと初めてお会いしたのは、『ちゃんげろソニック2015』(Geroが主催するライブイベント)に出させてもらったのがきっかけで」
Gero 「ニコニコ動画系のアーティストが多い中、アイドルである皆さんが出てくれて。我々的には、すごくいい刺激になりました!」
PASSPO☆ 「こちらこそです!そんなGeroさんのいろんなことを、今回はトコトン知りたいなと思っていて」
Gero 「ぜひぜひ!」
根岸 「まず、Geroさんが歌い始めたきっかけはなんだったんですか?」
Gero 「18歳くらいのときに、人生設計を考えて。当時、メタリカとかニルヴァーナとか、洋楽のコピーバンド組んでたんですけど、ハタチまでに箸にも棒にもかからない感じだったら音楽活動は辞めて、就職しようと思っていたんですね。で、実際にバンドは辞めて、働いていたんですよ」
PASSPO☆ 「へ〜!」
Gero 「でも、22歳とか、23歳のときだったかな? 8年前くらいにニコニコ動画のサイトができて。今、HoneyWorksっていうユニットで活動しているGomちゃんが『エアーマンが倒せない』とか投稿していたんだけど、知ってるかな?」
藤本 「何回やっても、何回やっても〜♪ですよね?」
Gero 「そうそう! ああいう高いキーの曲を歌ってる人たちがいっぱいいて、オレもやりたい!って思って。で、友達に動画を録音できる人がいたから、投稿し始めたのがきっかけでしたね」
PASSPO☆ 「そうなんだ〜!」
安斉 「ネットには詳しかったんですか?」
Gero 「いや、全然! 8年前なのでまだあんまりネットが普及していなかった頃だったんだけど、弟がすごく詳しくて。それで教えてもらった感じでしたね……(と、だんだん声が小さく低くなっていくGero)。すみません、今ゲップが出そうになってしまって」
PASSPO☆ 「ギャハハハハ!(笑)」
玉井 「急にイケボになったのでビックリしました(笑)」
Gero 「高い声の話してたのに、低くなって、ややこしくてすみません(笑)」
岩村 「ニコ動に投稿し始めてから、それをまた仕事にしようって思ったのは、どういうきっかけだったんですか?」
Gero 「事務員Gちゃんっていう子がライブをやり始めて、俺もこれ出たいなと思ってたんですよね。当時、ニコニコってCDデビューする人とか、ライブをする人っていなくて。なぜかというと、ニコニコは無料なのにお金を取るのかってバッシングされまくる時代だったから。で、1年投稿してなんのお呼びもかからなかったらやめようって決めてたんですけど、ちょうど1年の月かな? ライブの誘いが来たんです」
PASSPO☆ 「へ〜!」
安斉 「1年ですごい!」
Gero 「今はね、短期間でがーっと伸びたりしてる人たくさんいらっしゃいますけどね。で、2年目か3年目ぐらいに寝下呂企画っていうの始めて。僕とふぁねるって男の子2人で、歌だけじゃなくしゃべったり、ちょっと茶番みたいなことをするみたいな企画で。それがいろんな人に見てもらえるようになって、そっからCDを作らないかって呼ばれるようになったんです」
森 「“Gero”っていう名前になったきっかけはなんだったんですか?」
Gero 「JAM Projectっていって影山ヒロノブさんとか遠藤正明さんとかアニソン界のレジェンドたちが集まったユニットがあるんだけど、その『GONG』っていう曲を歌ったことがあって。そのときのJAM Projectには松本梨香さんもいたから、男女混ざっててキーがすごい高かったんですよ。そんな曲を真夏の個室にこもって1曲をするーっと全部続けて歌ったら、気分が悪くなってちょっと吐いたっていう」
PASSPO☆ 「エーーー!(笑)」
森 「それでGero!?」
Gero 「吐いたというか、『オエッ』って声が出てそれがトラックに乗ってしまって、データに残っちゃったんですよ。俺とその録音したやつで、ゲラゲラ笑って。バイーンっていうドラの音と同時にオエッていうのが面白くて、友達が『じゃあ、Geroって名前にしたら?』みたいな」
安斉 「本当にそのゲロのGeroだったんですね」
Gero 「そうです」
安斉 「すごい深い意味があるかと思った」
根岸 「違う国の言葉とか」
Gero 「下呂市のなんか、とかね。いや、全然関係ない」
安斉 「本名、金城ですよね?(笑)」
Gero 「金城敬樹です」
PASSPO☆ 「ギャハハハハ(笑)」