風男塾さん
アメリカンガールズロックユニット・PASSPO☆によるインタビュー連載企画! 第9回目のゲストは、男装ユニット・風男塾のメンバー・赤園虎次郎(あかぞの こじろう)さん&青明寺浦正(せいみょうじ うらまさ)さん。2017年春に風男塾の卒業を発表しているお2人に、デビュー当時のことから今の心境まで……PASSPO☆がたっぷりお話を伺いました。
根岸 「そもそもお二人は風男塾さんとか、中野風女シスターズさんの活動をやる前から、ダンスや歌をやっていたんですか?」
青明寺 「虎次くんはもうね。ちっちゃい頃から」
赤園 「別にアイドルになりたいっていうのはなくて、そんなに。ただ、小学校のときにダンスと歌を習ってて、たまたまオーディションを受けてみようかなって思って、それがきかっけ。でもこの年になるまでこういうふうに歌って、踊ってできるとは思ってなかったから、本当にいい人生だったなと。死ぬのか」
藤本 「もう終わっちゃう!死んじゃうー(笑)」
赤園 「本当に。いい人生だったなって」
青明寺 「自分はもともとちっちゃい頃に劇団にいて。だから、ダンスも歌もレッスンとしてはあったけど、もうとにかく親に入れられた劇団が大嫌いで。レッスンをどうにかしてサボりたくて、そればっかり毎週考えて生きてて。でも、中学卒業くらいにモーニング娘。さんにハマってから、そこで初めて歌とダンスをちゃんとやってみたいって思った。それまではやってても、もう本当に全然できなかったし」
根岸 「好きじゃないと駄目なんだね」
青明寺 「本当、そう。だから、そのときに、ちっちゃい頃にもっと真面目にやれば良かったって思った。せっかく、やらせてもらえる時間があったのに、無駄にしたなって」
赤園 「でも風男塾って、昔、自分たちが結成したときはもうオタクで選ばれし者で」
青明寺 「歌とダンスは全然」
赤園 「すごいもうキャラ濃かったんですよ。歌ができる人もいるけど、ダンスができる人もいてってすごいバラバラな状態で始まって。だから、俺は歌とダンスを習ってたけど、みんなのキャラクターが濃過ぎるから、キャラがないことにすごいコンプレックスだった。話振らないでほしいな、みたいな」
根岸 「そんなときがあったんですか」
赤園 「そう。話したくないな、ただステージで踊ってるだけでいいな、みたいな」
青明寺 「もう、みんなのキャラ濃過ぎたよね」
赤園 「うん。すごい濃かったから」
青明寺 「しかもまだ虎次くん10代だったしね、当時」
赤園 「でも風男塾が成長していくにつれて、やっぱり今は歌とダンスを重視しながらも、一人一人が魅せていくっていう形になってきて」
玉井 「すごい本当に」
藤本 「何回見てもわーってなる。」
赤園 「そういう人が入ってきてくれて良かったなと思って」
青明寺 「本当にそう。いや最初、本当に歌って踊れる人が虎次くんしかいなくて、このユニット。だから10年も続くと思ってなかった」
玉井 「だって、今、なんでしたっけ? 『瞬間到来フューチャー』の」