根岸 「テレビにしても、舞台にしても、いつもこれだけは大事にしてる！と思うことってありますか？　ポリシーじゃないけど」

河本 「むちゃくちゃかっこいいことは何にも言いたくないんだけど……今42歳だから21年間表舞台に出ているわけだけど、1回も手を抜いたことない。たとえ客が2人でも。それは自分で自慢できるかも。あとは目の前にいるお客さんよりも、最初に井上を笑かしたい。それは中学校のときからずっとそうやねん。これは自分の中のポリシーというか、永遠の対決。本当に中学からおもしろさを争ってる」

PASSPO☆ 　「すごい」

河本 「本当はこういう2人がコンビになっちゃいけないのよ。なぜなら両方できちゃって、ぶつかるから。布袋さんと氷室さんみたいなもん」

岩村 「かっこいい（笑）」

河本 「やっぱお互いにネタを落ちまで書けちゃうと、お互いが自分のことをおもろいと思ってるから、平行線が続くんだよ結構。そうなったら笑かしたもん勝ちやん。だからネタ作りするときは、井上の目の前でがっつり真剣にオレがコントやって、それに井上が笑ったと思ったら作家がそれを書き起こしてネタにしていくわけ。お客さんよりも何よりも、まず井上が笑うこと。井上を笑かすことにめっちゃ集中してるね。21年間」

森 「むっちゃいい」

増井 「すてき」

岩村 「では最後に、河本さんにとって次長課長とは!?」

河本 「それはどう言ってしまえばいいんだろう……言い方はたくさんあるからすごく難しいんだけど、嫁はんよりも別れる確率の少ない夫婦なのかもしれん。嫁はんには申し訳ないけど」

根岸 「コンビ愛！」

河本 「コンビ愛を推したいんじゃないんだけど、ほんまに別れようにも別れられへん」

森 「井上さんしか無理ってこと？」

河本 「うん」

河本 「次長課長って、よく『次長と課長、どっちがどっち？』って言われるんだけど、次長課長は分けたことないので、そもそも。次長課長で一つだし、だからたぶん切れないんだろうね。どこでも切れるところがないのよ。世間はどう思おうが」

PASSPO☆ 　「すごい！ありがとうございました！」