LINA & NANAさん (MAX)
アメリカンガールズロックユニット・PASSPO☆によるインタビュー連載企画! 第16回目のゲストは、MAXのLINAさん&NANAさんです。活動を続けてきての悩みは? これからの活動はどうなる? 芸能界の先輩に、気になる話をPASSPO☆が根掘り葉掘り聞いてきました!
玉井 「私、『3年後には夫と子どもを持ち幸せに暮らしたいです』っていうのを、20歳のときから言ってるんですけど……MAXさんはメンバーの結婚だったり出産だったり、そういうのも乗り越えて、また今4人で活動されてるじゃないですか。誰かが欠けたときとかって、すごくグループにとってピンチだったと思うんですけど、どうやって乗り越えたんですか?」
LINA 「待って、その前にそんな夢は持たないほうがいいと思う。叶わないから」
NANA 「バッサリ(笑)」
LINA 「私たちも『20代後半だよね、結婚は』って夢見てて、30越えて『35までだよね』って言って、それも越えてもう40だから(笑)」
玉井 「でも、独身の一番楽しい生き方をしてますよね」
LINA 「またそうやって(褒めて)?」
藤本 「楽しそうですもん」
NANA 「最初にグループの中でミナコ(MINA)が結婚・妊娠したときは、まだ22歳……もっと前かな」
増井 「そうだったんだ!」
NANA 「そう。当時は私たちも若かったから、なかなか心の準備ができなかったな。グループとして5年目でまだ始まったばかりのときだったから、『もう終わりかもしれない』って心配だったし、自分だけのことを考えてるんじゃないかって思っちゃったし。でも時間が経つにつれて大人になっていって、あのときはミナコも大変だったんだなって、お互いの気持ちが分かるようになったんだよね。最初からすべてを分かり合ってたわけではなくて、徐々に分かってきたことのほうがたくさんある。だから、焦らずに、メンバーのことを何でも分かろうとしないで全然いいと思う」
安斉 「すごい……」
NANA 「正直に『私はまだ分かんない』って言ってたときもあったよね」
LINA 「あった」
NANA 「みんなが言ってることも、周りの大人が言ってることも全然理解できないことがあったけど、自分の中でかみ砕くようにはしてたかな。時間が解決してくれることもあるかなっていうのは、20年経ってからやっと分かったけど」
LINA 「そうだね。でも、“できちゃった”はやめたほうがいいと思う。産みたいんだったら『産みたい』って素直に言ってくれたほうがいい。そうすれば、仕事とかグループの状況、周りのスタッフの状況もいろいろ調整して、スケジュールを組み立てられるじゃない? 産むことが悪いことじゃないし、結婚することも悪いことではまったくないから。仕事も、プライベートもうまくやるために、お互いに報告し合えば、未来もみんながちゃんと幸せになれると思うな」
藤本 「グループを辞めたいって思ったときありました?」
NANA 「このままだと続けていくのが難しいかもって思うことは何度かあったかな。でも、絶対ここで粘って、もうひと踏ん張りしよう!っていう気持ちのほうが強かったな。グループって、誰か1人でも『やっぱり私はもう無理かも』って言ったら続けられない。いくら私だけ『やりたい』って言っても、全員が同じ気持ちじゃないと。でも、そこはみんながMAXに対しての愛情がすごくあって、MAXは残していきたいっていう思いが、みんなの中にあったから続けてこられた。私は一番年上だけど、ありがたいなと思ってます」
LINA 「うん。ここからずっとやっていくと、落ち込んだりするときもたくさんあると思うけど、すぐに手放すっていうことを考えなくていいと思う。今の状況から違った観点で新しいことに挑戦したり、新しい風を取り入れることで、また気持ちもきっと変わっていくと思うから」
NANA 「PASSPO☆もファンの人いっぱいいるからね。ファンの人に『いいグループだな』『応援しててよかったな』って思ってほしいし。なんかね、この間の20周年のときに全員集合して改めて、みんなの目に焼き付いてるMAXがいい状況で、ずっと輝いてほしいなって思って。だから、変な終わり方をするのが、一番嫌だなと思う。大拍手で終わりたいなって思ってます」