フラチナリズムさん
アメリカンガールズロックユニット・PASSPO☆によるインタビュー連載企画! 第22回目のゲストは、4人組J-POPバンド・フラチナリズム。対バンの経験もあり、お互いの活動をリスペクトし合う4人とPASSPO☆が、真面目な話からおふざけ(?)話まで、たっぷり語り尽くします!
岩村 「まずは結成のきっかけを教えてください」
モリ 「僕の生まれが高知県で、そこでドラムの都築と出会いまして、もともとは別バンドで活動していたんです。で、大学でこの髪の長いギターの田村という人間に出会って。で、22~23歳のときに上京の話になって、そのタイミングで2人を引き抜いて東京でバンドをやりましょうって誘ったのが一番最初のきっかけですね。今、帽子かぶってるカーキ担当のタケウチは……」
タケウチ 「ベース担当ね」
モリ 「7、8年ぐらい前ですかね。東京の路上で落っこちていたのを拾いました。ガリガリ過ぎて」
タケウチ 「もう少しで痩せ死ぬところでした」
PASSPO☆ 「(笑)」
モリ 「実は僕らのベース、3代目なんですよね。もう2人辞めていまして、3人目で加入したのが彼です」
玉井「結構最初はバラバラで、どんどん集合していった感じなんですね」
モリ 「そうですね。僕と彼(田村)が高知県で一緒にバンドをやり始めて、また別バンドにいた彼(都築)を引き抜いてっていう」
根岸 「引き抜くって、すごい!」
藤本 「それだけ魅力があったということ?」
モリ 「そうですね、やっぱり。彼は、もともと高知県内ではうまいドラマーって評判で。左利きでセットが逆になるんで、めんどくさいヤツがおるなと思いながら見ていたんですけど、やっぱりドラムはうまかったので」
都築 「ありがとう(笑)」
モリ 「彼(田村)は、もう雰囲気がアーティストじゃないですか」
田村 「違うバンドだったときから、よく遊んでたんです。週3・4とかで」
増井 「すごい!」
モリ 「だから僕らゲイ疑惑が出たぐらいなんですよ。ずっと一緒におるから、『仲良すぎるでしょ』、『実は付き合ってるんじゃないか』って。今ではこうやって楽しくバンドやらせてもらってますけども」
玉井「ゴールインだ」
モリ 「ゴールインですね。ゴールインしましてバンドやっております」
藤本 「おめでとうございます!」
モリ 「おめでとうございますじゃねえし(笑)」
増井 「バンドへの加入条件に“面白さ”とかあるんですか? みんな本当面白いから、すごいと思って(笑)」
モリ 「加入条件とかは全然なくて、みんな勝手に面白くなっていくっていう」
安斉 「なっていく(笑)」
モリ 「育っていくという感じです」
玉井「もう私たち対バンを一緒にやらせてもらってるじゃないですか。フラチナリズムさんを見てると、全員がしゃべらずともボケとツッコミがしっかりいて、しゃべっていない人も黙りこくっているわけじゃなくて、それも面白さがあって……っていうのがすごく成立してて、完璧だなって思って」
田村 「そうなのかな」
玉井「PASSPO☆でもここではこの子がしゃべるっていうのをだんだんわかってきたっていう感じなんですけど、皆さんも徐々にできていったものなんですか?」
モリ 「分からないです」
PASSPO☆ 「(笑)」
モリ 「全然ピンとこない(笑)」
根岸 「面白い(笑)」
モリ 「いやでも、ナチュラルなんですよ、これ。ステージ上で何か考えてますか?って聞かれたら、全然。セットリストだけ何となく決めておいて、MCも何も考えずに出て、会場の空気でやりましょうっていうタイプなんですよ。だからみんな何も考えてない状態で出て、ボケとツッコミが入れ替わることもあるし」
玉井「これで4人みんなしゃべっていたら、また全然違うグループっていうか、大変なことになってそう……(笑)」
モリ 「そうですね」
田村 「かもしんないですね」
モリ 「駄目でしょう」
根岸 「(笑) バランスがめちゃめちゃいい」
玉井「本当にライブ見てて、すごい奇跡だなって思いました。フラチナリズムさんのライブで盛り上がれない人っていないなっていうぐらい、結構、衝撃的で。会場にいる端から端まで盛り上げるっていうか、マジで、これが“全員を巻き込む”ってことだなって」
モリ 「いやいや、何も考えてないんで、僕らも何が出るかわからないんですよ。見てもらったライブで社交ダンスしたと思うんですけど……」
玉井「してましたね(笑)」
モリ 「あれも、あのとき急に社交ダンス踊りたくなったんです。そういえば社交ダンス踊りたいなと思って、誰か社交ダンスっぽい人おらんかなと思って探したけどそれっぽい人いなかったんで、目の前にいたおじさんを捕まえて『社交ダンス踊りましょう』って普通にオフマイクで問い掛けるっていう(笑)。『社交ダンス踊りません?』『はい』って踊ってくれました」
安斉 「面白かったです(笑)」
モリ 「これが後の『Shall We ダンス?』という映画なんですけど」
PASSPO☆ 「へえー」
都築 「“へえー”じゃない(笑)」
モリ 「ハハハハハ」
安斉 「ちなみに、プライベートでも空気感は同じなんですか?」
モリ 「基本的にはそうですね」
藤本 「モリさんは、1人でいるときもしゃべってるんですか?」
モリ 「そんなわけねえだろ!(笑)」
玉井「いや、あり得るよね?(笑)」
藤本 「いつ黙っているのかって思う(笑)」
モリ 「本当に1人でいるときは物静かな青年というか」
PASSPO☆ 「青年……(笑)」
モリ 「だって1人でしゃべったら、オレ、おかしくない?」
田村 「いや、1人でしゃべってたらみんなおかしいよ(笑)」
モリ 「共有する人がいたらブワーってしゃべりますけど、1人のときは、もう本当に静かですよ。どっちかっていうと暗いです、根暗なので」
玉井「根暗なんですか?」
モリ 「(即答で)はい根暗です、私は。真っすぐ根暗です。まっさらな根暗です」
タケウチ 「根暗のヤツ、自分で根暗って言わねえから(笑)」
PASSPO☆ 「(笑)」
藤本 「さっきセトリだけ決めるって言ってましたけど、その日のテーマみたいなものは決めたりするんですか? このアイドルと対バンするからこういうセトリにしよう、とか」
モリ 「それは多少ありますね。PASSPO☆とやるときはこういうセットリストでいってみようって」
タケウチ 「アイドルさんがいるときと、バンドだけのときとかはちょっと変えますね、やっぱり。あと町のイベントとか、場に合わせたり」
PASSPO☆ 「町のイベント!?」
タケウチ 「僕たち営業でよく出させてもらうんですよ。そういうときはオラー!みたいにやるよりは、ポップで分かりやすい内容にしようって感じです。親子連れとか、その場にいて立ち止まって見てくれる人もいるので」
モリ 「そうですね」
タケウチ 「大枠だけ決める感じ」
PASSPO☆ 「なるほど〜」
安斉 「いつも会場をホームにさせるような空気感がすごいあると思ってるんですけど、いろんな場所でライブしてきた中で、これはちょっと手応え感じたなって思ったときはありますか?」
モリ 「手応え感じたことはないですねぇ」
PASSPO☆ 「えぇ!?」
モリ 「(メンバーに向かって)ある? 終わって『よっしゃー!』みたいなの」
田村 「うーん」
モリ 「あ、でも前に四国で町のイベントがあって」
タケウチ 「出た、“町のイベント”……(笑)」
PASSPO☆ 「(笑)」
モリ 「そのとき、ステージと客席の距離が30メートルぐらい離れてたんですね」
PASSPO☆ 「あー!」
モリ 「あれ、くそ難しい」
根岸 「あれやばいですよね」
タケウチ 「難しいです」
藤本 「登場するにも走っていかなきゃだし(笑)」
モリ 「そのとき、僕とタケウチのバラエティー班2人で営業をよく回ってて、その営業の一つで行ったんですけど。彼がベースを持って僕がただ歌うだけっていうスタイルで」
増井 「ベースとボーカル!」
モリ 「ベースとボーカル」
玉井「そんなのあるんだ!」
藤本 「すごい」
モリ 「ちょっとしたB'zっていう形で」
PASSPO☆ 「あ〜!」
タケウチ 「“あ〜”じゃない!(笑)」
モリ 「(笑) で、1曲目が終わったあたりでこれ違うと思って、もう客席の前をステージにしましょうっていうことでブワーって客席の前まで近づいて行って、2人でトークショーみたいなことをしたんですよ。『ここはもうしゃべったほうがいい、もう曲なんかいいから取りあえずしゃべろう』って言って、15分ぐらいブワーって(笑)。そしたらおばあちゃんとかおじいちゃんとか、おじちゃん、おばちゃん、もういろんな世代が『アッハッハ!』言うて笑い始めて」
森 「すごい!」
モリ 「距離ってめっちゃ大事やなっていうのを感じたと同時に、今日めっちゃ面白かったねっていう手応えみたいなもんはそのときに感じましたかね」
根岸 「まさかのトークショーで手応えを(笑)」
一同 「(笑)」
モリ 「トークのほうが得意なんですよね。やっぱり何ていうのかね、いつの間にかそうなっちゃったよね」
タケウチ 「両方得意だよ」
モリ 「両方得意なの?」
タケウチ 「俺はね?」
モリ 「おわぁ〜」
PASSPO☆ 「(笑)」
玉井「逆にモリさんが考案してライブ中にやったことで、後ろで支えてらっしゃる皆さんが『これ対応できないよ』みたいなことはなかったんですか?」
都築 「でも俺、もう最初から放っておいてるんで」
PASSPO☆ 「(笑)」
モリ 「メンバーがメンバーを放っておいてる(笑)。そんなことあります? ステージ上で」
都築 「別に止める必要もないし、うまいこと最終的にまとめるんで、大体(笑)」
藤本 「信頼してるんですね」
モリ 「ドキドキしてるよ、俺も」
都築 「そうなの?」
モリ 「どうなるんやろう、この先と思いながら。さっき大体のセットリストは決めるって言いましたけど、2曲目まで決めて3曲目は気分でいきますっていうときもあるんですよ」
PASSPO☆ 「嫌だ……(笑)」
モリ 「嫌だ(笑)。それはメンバーに申し訳ないなと思うんですけど、ライブって舞台に出てみないと分からないこといっぱいあるじゃないですか。こっちが決めたことがハマらないお客さんもいるし、そのときの空気感もあるし、対バンだったら相手からの流れもあるじゃないですか。だから決めたセットリストの中で当日の5分前に変えたりします」
根岸 「それに即座に対応できるってすごい」
森 「うんうん、すごい」
安斉 「即興だよね」
藤本 「それ一番すごい」
モリ 「フラチナリズムってバンド、すげえうまいんですよ。この人たち、しゃべりとかはあれですけど、本当にバンドのスキルはめちゃくちゃあるので。そこらへんは信頼してるんで『できるっしょ』と思いながらムチャブリしてます」
PASSPO☆ 「すげえ……」
田村 「困ってます(笑)」
根岸 「グループ自体でも個人でもいいんですけど、今まで活動してきた中で、一番しんどかったことはなんですか? つらかった時期とか」
モリ 「どうでしょう」
タケウチ 「北海道生活……」
PASSPO☆ 「北海道生活?」
モリ 「2014年の8月にホームの八王子でワンマンライブをやってて、そのエンディングで急に『北海道に移住して、ニトリ文化ホールというところを埋めてきてください!』って言われたんです。で、2015年1月から4月までの間で北海道に住んで活動して」
根岸 「4カ月!」
増井 「すごい」
モリ 「4カ月間ですね。その2000人くらいのキャパのニトリ文化ホールを満員にすることができたらメジャーデビューという条件で。その時期が本当に地獄でしたね」
安斉 「すご……」
モリ 「僕らライブでも2回ぐらいしか北海道に行ったことなかったし、しかも北海道って動員が非常に難しいと言われているところで。とにかく流しというか、アコースティックギター持って居酒屋さんとかバーとか歌って回ってチケット売りまくってました」
岩村 「すごい」
モリ 「実質3カ月半くらい、ワンルームで生活しながらブワーって活動して。心身共に疲れ果てましたね」
玉井「4人だけですか?」
タケウチ 「当時のマネージャー含め5人で」
モリ 「10畳のワンルームに5人で共同生活」
根岸 「それきつい!」
モリ 「持ち場は1人2畳。寝るとき、テトリスみたいにぎゅうぎゅうに寝るんですよね。テトリスだともう消えてる」
森 「そろって消えちゃう(笑)」
モリ 「しかもそれを24時間、なぜかUstreamで生配信されてるの」
PASSPO☆ 「エーッ!?」
根岸 「ずっとですか!?」
モリ 「ず〜っと」
藤本 「きつっ!」
岩村 「嫌だ……」
森 「それはやばい。プライベートない!」
モリ 「俺ら、なんか悪いことしたかな?と思うぐらいの監獄(笑)」
藤本 「頭おかしくなりそう」
モリ 「頭おかしくなってました(笑)。もう人生で一番しんどかったのがそこっていうぐらい、もう本当につらかったですね。今はこんなハッピーボーイなんですけれども、本当、当時はストレスで不眠症にもなって、薬使わないと寝れない感じでした」
根岸 「そのときメンバー同士でけんかとかしなかったですか?」
モリ 「全然しない」
根岸 「すごい!」
藤本 「で、その2000人っていう目標は達成できたんですか?」
モリ 「できました。それでメジャーデビューできて」
PASSPO☆ 「すごい!」
玉井「その達成感ってどうでした?」
モリ 「いや、もうそんなことより早く帰りたかったですね〜」
森 「やば(笑)」
タケウチ 「やっと帰れる!と思って(笑)」
モリ 「やっと帰れる! 良かった〜!」
玉井「本当に一回も東京に帰れずですか?」
モリ 「一回だけ東京でイベントがあって。そのために2泊3日ぐらい帰ったときはありましたけど、それぐらいです。でも周りの人を巻き込む力とか、その場のお客さんや空気に合わせてやるっていうのはそのときの経験からかもしれないですね。居酒屋とかバーとかいろんなところがある中で、客層に合わせて曲をやったりカバー曲やったりしてたので」
玉井「そういうつらい時期があっても、バンドを辞めたいとか思わなかったんですね?」
モリ 「正直、僕は声が3・4回出なくなったんで、そのときは“もう、ちょっとしんどいな”とは思いましたね。声が出ないから、辞めたうがいいかもっていう。シンプルに、歌を歌えんかったらシャレにならへんやんみたいな」
田村 「北海道で『失敗したときのことも考えとこう』って話してて。今回がダメだったらまた月を改めてやろうかみたいな話も出てたんですけど、僕は『今回失敗したら、もう辞める』って、社長に連絡してたときもありますね」
藤本 「衝撃」
タケウチ 「僕は、辞めようと思ったことはないですね。基本的に何も深く考えてない人間なので。ふふふふふふ」
根岸 「自分で言えるからすごい(笑)」
モリ 「いいなっていう上澄みだけをすくっている」
タケウチ 「すべて上澄みだけで(笑)」
根岸 「柔軟ってことですよね? 何事にも」
タケウチ 「柔軟っていうか……多分あほ」
モリ 「あほう、でしょうね」
タケウチ 「聡二は?」
都築 「ない。続けたいです」
タケウチ 「希望ね(笑)」
モリ 「今でこそ、そう思うことはなくなりましたよね。僕らも34、33、32っていう年齢で、これぐらいの売れてないポジションでいますけど、肩に力入れて売れようぜ!っていう感覚はあんまり持っていなくて。もちろん売れたいですけど、力を入れたエンターテインメントって多分誰も楽しくない。俺ら自身が楽しんでいることを世の中に発信し続けるほうがよっぽど可能性あるんじゃないかなって思ったので、ちょっと今は俯瞰でフラチナリズムっていうものを見ているような感覚もあります。音楽好きだけど、みんなそれぞれルーツは違くて、でもフラチナリズムっていう音楽、フラチナリズムっていうエンターテインメントが好きで。もうみんな全然、方向性違うじゃないですか、人間の」
藤本 「ちょっとね(笑)」
モリ 「このくらいの年代になると仲間がバタバタやめていくわけですよ。解散します! 活休します! そんなんばっかり。でも僕らはそういう話も出ないですよね。それは好きなことをやって、ご飯もギリギリ食べられてて。それでもまだ売れたいと思っているから、辞める気はないですし。これからはもう辞めたいと思わないんじゃないかなと思いましたね。30超えて余計にね」
タケウチ 「この間、その話したね」
根岸 「素敵!」
モリ 「メンバーに投げたんです。僕、よく空中に投げるんですよ、議題を(笑)。バッてあんま言わないんですけど、でも俺はこう思うっていうことを」
PASSPO☆ 「(笑)」
モリ 「音楽はもともと楽しいもので娯楽だから。遊園地と一緒で、楽しみたいから行きたいっていう場所なのに、その本人たちが、責任とか義務で言っててもしょうがないでしょ」
藤本 「確かに」
モリ 「もちろん、ある程度の責任は必要よ。ある程度の最低ライン。それは音楽の技術であったり、作詞作曲の能力であったり。そういうのは絶対に責任としては必要だけど、それを楽しむライブっていう場のエンターテインメントは無責任のほうが絶対楽しいと思う」
PASSPO☆ 「あぁ〜」
モリ 「……というふうに考えているから多分辞めないんでしょうねって。こう見せなきゃいけないっていうものはないし、この心のときはこうなっちゃった!のほうが、よっぽど人間らしい。受け手も人間だし、俺らも人間だし」
PASSPO☆ 「(拍手)」(拍手が徐々に手拍子のようなリズムに)
モリ 「あおられてるやん、俺。拍手もらったと思ったら、気付いたらあおられてたやん」
玉井「いや、いい。今のはいい記事になります」
モリ 「記事なる? すいません、全編カットでお願いします。すいません!」
PASSPO☆ 「(笑)」
根岸 「いい話が聞けたところで、最後に毎回お伺いしていることを聞いてもいいですか。お一人ずつ答えてほしいんですけど、皆さんにとってフラチナリズムとは?」
モリ 「じゃあそっちの前田美波里からいこうか。いける?」
森 「前田美波里……(笑)」
都築 「……なんかいいこと言うたらいいよね?」
モリ 「いいこと言わんでええよ。思ってることパッて言ったらええんがよ。いけいけいけ!」
都築 「最初会ったのはモリくんだったんですけど、本当高校ぐらいのときからもう知っていて」
モリ 「そうだね」
都築 「今32歳だから16〜17年一緒にいて、もう人生の半分ぐらいたっているんで。だから、フラチナリズムとは俺のすべてです」
PASSPO☆ 「お〜!!」
モリ 「僕のすべて、いいね〜。そして?」
都築 「そして?(笑)」
モリ 「ずばり?」
都築 「ずばりやめろ(笑)」
モリ 「じゃあ次、旧日本兵」
タケウチ 「何だろうなぁ」
田村 「呼び名、旧日本兵でいいんだ(笑)」
タケウチ 「特にないなぁ……」
モリ 「上澄みだけだからね(笑)」
PASSPO☆ 「(笑)」
タケウチ 「何だろう……バンドです(笑)」
モリ 「しょうもな! しょうもないぞ!(笑)」
タケウチ 「言葉にはできないです(笑)」
モリ 「フラチナリズムは言葉にはできない……(笑)」
タケウチ 「全部、自分の経験として入っているんで。気持ちも言葉にできないです。ごめんなさい」
モリ 「それじゃあ次どうぞ」
田村 「僕は……家かな」
モリ 「お〜。家賃いくら? 間取りは?」
田村 「間取りは広めやけど」
モリ 「間取りあったんだ(笑)」
田村 「家としてフラチナリズムみたいなものがあって、俺らはそこの中で活動しているけど、おのおのモノマネだったり外で活動していたりもしてて。でもまた帰ってきて、ここでまたやるみたいな」
PASSPO☆ 「お〜」
モリ 「うまいなぁ」
田村 「頑張ろう、その家を守るために」
PASSPO☆ 「あー」
タケウチ 「“あー”じゃない(笑)。適当なことしか言ってないですからね。大丈夫です、いちいち反応していただかなくて(笑)」
藤本 「いや、素晴らしいです」
PASSPO☆ 「ありがとうございます」
モリ 「僕にとって、フラチナリズムは……家ですね」
PASSPO☆ 「同じ!(笑)」
モリ 「本当に最高の遊び場だと思っていますね。一番楽しい場所って思っているので」
PASSPO☆ 「ウンウン」
モリ 「遊びに行く感じです。フラチナリズムに遊びに行く。もう最高の遊び場です。ありがとうございます」
PASSPO☆ 「よっ!(拍手)」(またも拍手が手拍子のようなリズムに)
モリ 「だから、あおるな!(笑)」
一同 「(笑)」
PASSPO☆ 「ありがとうございました!」