望月みゆ&恋汐りんご&大桃子サンライズさん (バンドじゃないもん!)
アメリカンガールズロックユニット・PASSPO☆によるインタビュー連載企画! 第24回目のゲストは、バンドじゃないもん!のメンバー・望月みゆさん&恋汐りんごさん&大桃子サンライズさん。これからのグループとしての目標や、理想のアイドル像など……2組によるアツいトークをお届けします。
安斉 「(鈴姫)みさこさんが始めた、バンドじゃないもん !(以下・バンもん!)のメンバーは、どういうふうに集結したんですか?」
恋汐 「最初はガールズバンドをやろうとしてたんだけど、それをやめてみさこともう一人のメンバーでツインドラムのユニットをやってて。そこに突然、新メンバーが加入することになって」
安斉 「突然!(笑)」
恋汐 「そこに現れたのが、今のメンバーだとしおとぐみちゃん(七星ぐみ)。そのときは、しおはファッションの勉強をしに東京に出てきてたし、ファッション関係の仕事に就きたいと思ってたんだけど、(グループに)誘われて。最初は、ファッション寄りのアイドルをやりたいって聞いてて……別にそうじゃなかったけど(笑)」
安斉 「ありがちですよね。そういうのね(笑)」
恋汐 「ドッキリ的な感じで。自分的には(笑)」
安斉 「でも、衣装とかめちゃくちゃかわいいもんね」
PASSPO☆ 「かわいい!」
増井 「元々、知り合いだったんですか? 皆さん」
恋汐 「バンもん!とは知り合いじゃなかったんですけど、ディアステージの高瀬さんがお誘いしてくださって。ディアステに所属するのと同時に、バンもん!にも入りました」
安斉 「じゃあ、それまでアイドル的な活動は全然してなかったってことですか?」
恋汐 「それまでは普通のオタクで、コスプレしたり、アニソンのイベントに行ったりはしてました。あと、地下アイドルとして歌ったり」
安斉 「1人で?」
恋汐 「1人で」
玉井 「すごい!」
安斉 「知らなかった」
恋汐 「所属はしてなかったから、自分で衣装を作ったりして」
森 「そんな時代があったんだね」
玉井 「強い!」
安斉 「その頃、ほかのメンバーは何を?」
恋汐 「その次に入ったのが、みゆちぃ(望月)」
望月 「私はディズニーで働こうと思ってて。専門学校卒業後、短期アルバイトを重ねに重ねて、上京資金をためて来て。やりたかった仕事が専門職だったから、下積みをしようと思って働き始めたと同時に踊ってみたを投稿してて、それがきっかけで今の事務所の社長から話を聞いてほしいという感じで近くのファミレスに呼ばれたんです。でも、うちの社長がかなりうさんくさくて、“これは騙されるやつだ”と思って話半分で聞いておこうと思って(笑)。そのとき、5人でやってる野外ステージの映像を見させてもらって」
恋汐 「『TIF』(TOKYO IDOL FESTIVAL)とかかな」
望月 「だね。そこでみさこがドラム叩いてたり、みんな楽器を持ってて。自分が高校のときにベースをやってたこともあって、楽器をやってるアイドルってほかとは違うなって思いました。(存在が)埋もれるくらいならやりたくなかったけど、これなら埋もれないかもしれないと。だから、1回は断ったんだけど、やっぱりやらせてくださいって加入させてもらいました」
玉井 「そうなんだ」
望月 「その頃、ドラムがツインドラムじゃなくなっちゃうタイミングだったから、形態が大きく変わった時期だった。その後にもう一人卒業することになって、オーディションを開催したときに入ってきたのが、もも(大桃子サンライズ)」
玉井 「オーディションなんだ」
大桃子 「そう。オーディションで、ももとゆずポン(甘夏ゆず)が2人で加入しました。加入前は、テラスハウスに出てて、卒業した後にDJとかやってて。ぐみちゃんがもともと友達だったので、『オーディションがあるよ』って教えてくれたんです。自分はアイドルになっていい人間だと思って生きてなかったんだけど……DJよりももっと踏み込んだ音楽の活動がしたかったし、バンもん!がすごくアイドルとして特別な存在だったから。選んでもらえるならメンバーになりたいって思って、オーディンションを受けました」
玉井 「すごいね」
安斉 「結構みんなバラバラに加入しているんですね」
玉井 「本当バラバラ。それがすごいね」
安斉 「何か、『セーラームーン』っぽい。神様が選んでいった、みたいな感じがすごい」
玉井 「確かに!」
恋汐 「ももとかのオーディションのときは、メンバーで選んだんだよね」
玉井 「そうなんだ!」
恋汐 「オーディション、面接だっけ?」
望月 「そう。最終面接は私たちが囲ってやる」
森 「緊張する。何聞かれました?」
大桃子 「『じゃんけん強いですか?』って」
安斉 「ヤダ、どうでもいい(笑)」
大桃子 「『分かんないです』って答えたら、『じゃあ、じゃんけんしましょう』ってみんなでじゃんけんして、『なるほど……』っていう(笑)」
望月 「運を持っているか?みたいな深読みをしてたけど、単純にしおがじゃんけん弱いから、強い人が入ってきたら負けちゃうとも思って(笑)。お弁当の争奪じゃんけんとかあるから」
恋汐 「その頃、連続で負けてたから(笑)」
望月 「深刻だからね。ハイエースの座席じゃんけんとか(笑)」
恋汐 「大事!」
玉井 「じゃんけんで決めるんだ(笑)。最終審査には、何人ぐらい残っていたんですか?」
望月 「最後は2人だったよね。それまでの書類審査もすごかったよ。子持ちの人とかもいたし」
玉井 「子持ち!?」
恋汐 「多分、バンもん!だから、なんでもありだと思われたんじゃないかな(笑)」
玉井 「年齢制限とか、応募資格は決めてなかったんですか?」
望月 「どうだったっけ……」
大桃子 「あった気がするけど……」
恋汐 「一応あったのかな?」
安斉 「“女であれ”、みたいな?」
望月 「男女も決めていなかったような気がする」
恋汐 「例えば、とびきりかわいい男の子だったら、『それはそれで面白いね』って、みさこが言ってた」
玉井 「面白かったらいいかなみたいな」
安斉 「なるほどね!」
大桃子 「でも、すごく覚えてるのは、みんな『辞めない人がいい』って言ってたこと。『いろいろあったから、最後までいけるメンバーを探してる』って」
望月 「そのときに、『この中の誰か1人でもいなくなるんだったら、そこで解散ね』って言って、リスタートしたの」
大桃子 「何事もなくて、良かった!」
恋汐 「良かったね〜」
玉井 「そうやってグループがリスタートしてから“ピンチだな”って思った出来事とかありましたか?」
大桃子 「もも的には、バンドじゃないもん !にはメジャーの世界でも必ず光る元となるポテンシャルはあると思ってたので早くメジャーデビューしたかったんだけどなかなかデビューが決まらなくて。偉い人たちがワンマンライブを見てくれても特に(メジャーデビューの)声かかりませんでしたっていうときがあって、そのときはどうしたらいいんだろう?と思いながら、いろいろ考えましたね。2年経って、やっとポニーキャニオンさんが声をかけてくれたから良かったけど、それまではずっとどうしようって思いながら頑張ってた感じでした」
森 「具体的にどういう工夫を?」
望月 「泥臭かったね」
大桃子 「泥臭かった」
恋汐 「自分たちでできることは全部やろう!みたいな感じで。手書きで作った白黒のチラシを配りに行ったりとか、配信を企てたりとか……」
望月 「企てたりね」
大桃子 「あと、ワンマンの前の決起集会みたいのをやったり」
望月 「いろいろやったね」
大桃子 「何をやったか忘れちゃうぐらい、このときはこれをやろうみたいな作戦をひとつひとつ計画してやってました」
増井 「その中で、失敗したなってことはありました?」
望月 「結構失敗してきてると思うんだけど、私的に大変だったなって思い出があるのは、CDのセールスを伸ばしたいからリリイベをとにかくたくさん打ってた時期。遠い地方の会場とかだと、本当にファミリーのお客さんしかいないみたいなところも多くて」
恋汐 「子どもがね」
望月 「私物プレゼントみたいな企画をやっても、別に私たちのこと知らない子どもが『よくわかんないけどもらった〜』みたいな感じで持っていtたりして(笑)」
恋汐 「宣伝の効果はあったのか?っていう(笑)。でもそれ以後、『ちゃんとファンの人が気軽に来れる場所でやりたい』って意見を言って、今はわりと都内とかでできるようになったので」
PASSPO☆ 「なるほど」
森 「これから出たいフェスとかイベントとかってありますか?」
望月 「フェスというフェスに出たい」
恋汐 「フェス屋さんになりたいです。このグループが出てたら、絶対盛り上がるでしょう!みたいなグループってあるじゃないですか。そんな感じになれたらいいなって。お祭り。賑やかし」
安斉 「賑やかし(笑)」
岩村 「楽器持ってるし、全然できそうな気がするけど……?」
望月 「いや、アイドルでしょって思われてロックフェスに呼ばれなかったり、バンドでしょって思われてアイドルフェスに呼ばれにくかったり……どっちもあって。本当はそのどっちでもないというか、思ったよりバンドで、思ったよりアイドルで、“どっちもいける”っていうのが私たちのもともとやりたいこと。でも楽器もアイドルもやっていることで裏目に出るところが今あって、そこは結構はがゆさを抱えているところ」
大桃子 「ブランディングを練り直そうと思って」
恋汐 「アップデート!」
大桃子 「進化したいと思って、転々としてます」
安斉 「そこまでやりたいことっていうか、方向性がはっきりしてたら、アプローチしやすくないですか? やりたいことが何なのか分からないグループってすごくいっぱいいるけど、バンもん!は全然悩まなそう」
大桃子 「そうですね。でも、もうちょっと、こうしたい!っていう見せ方の意思疎通がチーム全体で取れるようになったら、さらにわかりやすくなるだろうなとは思っています。メンバーだけじゃなくて、関わってくれる人たち全体で」
安斉 「めちゃくちゃ考えてるね!」
恋汐 「はわ」
安斉 「はわって言うてますけど(笑)」
恋汐 「すぐ言いまる」
安斉 「言うてますけど(笑)。ちなみに、これだけキャラとか好きなものとかが違っている中で、けんかとかしないんですか?」
大桃子 「けんかはそんなにないかな」
望月 「けんかって、どういう感じ?」
安斉 「例えばセルフプロデュースする中で、誰かの意見に対して、それなくない?みたいに対立するとか」
望月 「意見の言い合いっていうのはあるけどね」
大桃子 「みんな思ったこと言ってると思うので」
望月 「そうね」
恋汐 「けんかはないかな」
望月 「例えば、そうやって意見を出し合ったとしても、話し合い終わり!ってなった瞬間に『何食べる?』みたいな普通の感じになるよね」
恋汐 「ぷん!(怒)とはならないね」
玉井 「なるほど」
大桃子 「PASSPO☆もすごく仲良さそうなイメージがある」
安斉 「ずっとギャーギャー騒いでるだけだからね(笑)」
恋汐 「楽屋を見てみたいなって」
望月 「そうね。カメラ設置する?」
恋汐 「する、設置して」
森 「やばい(笑)」
岩村 「みんなでギャーッ!て騒ぐときもあれば、急にみんなで静かになるときもあるし……すごいかも、差が」
恋汐 「ご飯とかは?」
玉井 「黙々と食べてる」
安斉 「でも大体みんな一緒にいるよね」
岩村 「そうだね。でも、みんなで打ち合わせするよってときに、1人だけトイレに行くのがゆっきぃ」
安斉 「本当にそうなんです」
藤本 「めちゃめちゃ出ちゃって……」
岩村 「今っていうときにいないんだよね(笑)」
安斉 「ゆっきぃ待ちみたいな(笑)」
森 「またかよって(笑)」
望月 「みんな集まると、めちゃめちゃ愉快そう(笑)」
恋汐 「楽しそう!」
岩村 「バンもん!ちゃんの、メンバー間のルールとかってあるんですか?」
望月 「……お弁当じゃない?」
岩村 「お弁当」
恋汐 「じゃんけんで決める」
大桃子 「公平に決める」
望月 「“じゃんけんで決まったことは絶対”っていうルールがあって。お弁当とか食べ物のじゃんけんを号令かけるのは、基本的にぐみさん」
玉井 「面白い(笑)」
望月 「もう一刻も早く食べたいから、お弁当数えて、何個あるからじゃんけんしよう! 1人2個までいける!みたいな(笑)」
恋汐 「じゃんけん、しおは必ず参加するんだけど、ももとかわりと『大丈夫、なんでもいいよ』っていうときがある」
安斉 「面白い(笑)」
森 「うちらはじゃんけんしないで、早い者勝ちだね」
安斉 「そうだね。でも、みおがお肉が食べられないから、『それなら私がこっち食べるわ』みたいな」
増井 「たまに全部お肉っていうこともあるけど(笑)」
玉井 「あるね(笑)」
安斉 「今回の対バンは、メンバー同士が仲良しなこともだし、私たちと似ているところがたくさんあるなと思ったのでお声をかけさせてもらったんです」
バンドじゃないもん! 「うれしい!」
安斉 「私たちもラストツアーなので。今回だけしかできないことを、うまいことできたらいいなと思っております」
大桃子 「曲交換とか、1曲できたら」
恋汐 「したい!」
森 「やりたい!」
玉井 「一緒に歌ったりもしたいな」
森 「それやりたいね」
岩村 「中野サンプラザのライブを見に行かせてもらってて、どの曲なら一緒にできるかなって考えてて」
安斉 「私たちの中であれがハマったよね」
PASSPO☆ 「『速い曲』!」
岩村 「やりたいね〜!」
安斉 「あれ、超楽しかった!」
大桃子 「良かった。あれ、くだらないですよね(笑)」
望月 「くだらない。ふざけたりとかして(笑)」
大桃子 「でも一緒にやりたい!」
岩村 「ちなみに、『YATTA!』は大好きな曲なんですけど、どういうきっかけでカバーするようになったんですか?」
望月 「あれは熱望したんです」
大桃子 「うちらも本当に好きで、歌詞がバンもん!の持ってる世界観とすごく通じるところがあったので。バンもん!が初めて1000人規模の、Zeppダイバーシティでライブをするって決まったときに、一度、アンオフィシャルでカバーさせてもらったことがあるんです」
安斉 「そうなんだ」
大桃子 「それからずっとバンもん!にとって『YATTA!』を、公式でカバーしたいっていう夢があって。で、ポニーキャニオンでメジャーデビューさせてもらってから『何かやりたいことありますか?』って聞かれて、『はっぱ隊さんのカバーがやりたいです』と」
望月 「声をそろえてね!」
PASSPO☆ 「すごい!」
藤本 「いい曲ですよね」
大桃子 「いい曲〜」
安斉 「めっちゃ世代です」
大桃子 「そうですよね」
森 「私たちも、(安斉)奈緒美さんの誕生日で『YATTA!』歌って」
安斉 「やったわ」
藤本 「イベントでも、私1人で歌ったりした(笑)」
玉井 「大好きやねん(笑)」
恋汐 「すごい(笑)」
岩村 「ぜひ一緒にやりたいね!」
藤本 「はっちゃけ隊発動する!」
望月 「巻き込みます! こんなにノリノリで来てくれると、ありがたいね」
恋汐 「うれしいね!」
根岸 「さっき『フェスというフェスに出たい』って話してくれていましたけど、ライヴ以外で今後新たに挑戦したいことはありますか?」
大桃子 「いろいろあるけど……もっといろんな世界の人に知ってほしいなって思っていて。まだ1回しか海外でライブしたことないので、MVとかがバズって海外で売れたいです」
森 「海外進出したいって感じか」
大桃子 「はい」
岩村 「ピコ太郎みたいな?」
大桃子 「そうですね」
恋汐 「しおはバンもん!をアニメで作りたい」
玉井 「かわいい」
恋汐 「『けいおん!』みたいな感じで、メンバーそれぞれの感じがすごい分かるから、アニメのキャラクターにしても、キャラが立つ気がしてて」
安斉 「確かに」
恋汐 「だから、誰か作ってほしいなって……」
望月 「偉い人に(笑)」
恋汐 「……思ってまる(笑)」
望月 「あと、ちょっとライブに関係するけど、通過点として武道館は必ず通りたいっていうのは、最近言うようになったかな」
安斉 「いけそう」
望月 「40代までに武道館立ちます」
安斉 「何で40なんですか?」
大桃子 「何となく……。そこの意味を突き詰めすぎると、そもそも武道館にこだわる理由が今の時代にあるのか分かんないなって。ただ、“武道館”ってテンションが上がる!……と私は思ってます」
玉井 「長い目で見ていてすごいね」
増井 「確かに」
玉井 「40までは、バンもん!を絶対続けるみたいな決意でもあるってことですか?」
望月 「いや、いつまでもやってるわけじゃないぞって言ってます」
玉井 「そうなんだ」
恋汐 「多分、ずっとはやらない」
望月 「そう。アイドル自体がそういう世界だったりするけど、私たちって他のグループよりも息の長いものではないと思っているから、結構前から生き急いでます。時間がない、時間がない!って」
恋汐 「終わっちゃう、終わっちゃう!」
玉井 「意外」
望月 「終わっちゃうって、ずっと言ってる」
大桃子 「でも、ももはそう思ってない」
望月 「ここで(意見が)割れたね」
大桃子 「みゆちぃは前から――というか、みゆちぃもだし、みゆちぃのお母さんとか、時間のありがたみを大事にしてると思ってて。それはすごくアイドルらしいと思うけど、いつか終わっちゃうからこそ、今を見なきゃだめだよってっていう気持ちがある」
安斉 「とにかく今を見てほしいってことですか?」
大桃子 「終わりがあるから今が美しいっていう考え方が、アイドルの世界だと思うけど、私の中で今はそうじゃないモードっていうか。だから、PASSPO☆さんのここがいいなって思ったところが、そういうアイドルの刹那みたいなものを言わないところ。言うのは簡単だけど、それをしないところが、すごいかっこいいなってずっと思ってて。そっちのほうがももは感動する。終わりを匂わせるのは、あんまりやり方として好きじゃない……」
玉井 「バンドマンっぽいっすね」
大桃子 「……そういう気持ちがある。バンもん!はこう在るべきっていうのは、みんな同じビジョンをちゃんと見てるけど、一人一人の気持ちはそれぞれにあると思ってます」
恋汐 「しおはずっと“恋汐りんご”でいると思う」
安斉 「そうあってほしい」
恋汐 「そう思って、生きてまる」
望月 「私は普通に子どもを産んで、『失礼します!』っつう感じで」
玉井 「それはそれでめっちゃ面白い(笑)」
大桃子 「みゆちぃの中に、すてきなお母さんになりたいっていう思いもみんな知ってるし、とある年齢の半年を過ぎたら、婚活を公認でするのは?っていう。(笑) 私は自由人なので結婚願望がないけど、ガチで婚活したくなったら言います。」
望月 「それが許されるバンもん!っていうのが一番いいね」
大桃子 「アイドルっていうフォーマットを使いながら、新しいものを作ろうとしているから……だから、初めてアイドルのまま結婚するメンバーが、バンもん!から出たら、ももはうれしいなと思うよ」
安斉 「聞けば聞くほど奥深いね」
玉井 「面白い。みんなちゃんとそれぞれ考えてて、それをしっかり話し合えてるのがいいね」
根岸 「じゃあ、最後に……皆さんにとってバンもん!とは?」
恋汐 「しおの立場からの見たバンもん!は、なりたい女の子でいていい場所。それはバンもん!を作ったみさこが、『女の子はやりたいことをやっているときが一番かわいい』っていう思いを信念にして作っているグループっていうこともあるんだけど……自分の中にある“恋汐りんごはこう在りたい”って思う姿でいることが、グループにとってもいいことだって認めてもらえる世界だなって思うから。バンもん!は、みんながなりたい女の子でいれる場所だし、しおがヒロインになれる場所!」
根岸 「ありがとうございます!」
望月 「私は……やっぱり夢の国だなと思ってる。いろんな意味で。自分がもともと本当に行きたかった夢の国ではないけど、それ以上に可能性があるというか。夢の国はまだ完成していなくて、ずっと広がっているって言われているじゃないですか。それは本当にバンもん!もそう。もっとバンもん!は広がっていくし、それが自分の夢でもあるし、関わってくれる人たちの夢でもあって、ファンの人の夢でもある……っていうのが、私がバンもん!を好きなところ。だから、夢の国を超える夢の国でありたいと思う場所です」
恋汐 「超夢の国?」
望月 「超夢の国。プレミアムな」
大桃子 「プレミアムな(笑)」
望月 「プレミアムフライデー的なプレミアムドリームランドです」
玉井 「プレミアムドリームランド(笑)」
根岸 「ありがとうございます(笑)」
大桃子 「ももは……分かんない。でも、バンもん!が本当に好きで、今、生きてる人生の全部、バンもん!を中心に考えてて。バンもん!の存在価値を、ちゃんと世の中にアピールして、自分の人生の一番大きいものとして確立させたいって思ってる。バンもん!がいることが、世界のプラスになるくらいの存在にしたい。だから今は、しおりんやみゆちぃがバンもん!じゃなくなる日のことは全然考えられないし、ももはまだずっと6人でやりたいから。6人でやる意義がちゃんと世界中の人に伝わるくらい活躍したいと思ってます」
玉井 「素晴らしい」
増井 「いいお話ー!」
根岸 「いい話ががっつり聞けましたね〜」
バンドじゃないもん 「はわ」
根岸 「そんな感じで、対バンもよろしくお願いします!(笑)」
全員 「よろしくお願いします!」
恋汐 「お願いしまる!」