hon-nin編集部ブログ
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すべる時間出版記念パーティーレポート
2009.6.15 | 本人編集部
前回予告いたしましたが、『すべる時間』の著者
幽谷マサシさんに、初めての出版記念パーティーを終えて
当日のレポートを書いていただきました。
私の眼前には、あの日の幽谷さんの顔色や動作がありありと浮かんできます......。
本作と合わせて読むと、もっと面白いぞ!!!
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6/11『すべる時間』出版記念パーティーレポート
16時半、太田出版入り。駅から坂道を上がってきたのではあはあ言いながらエレベーターに乗ったら太田出版の社員さんに「もう緊張されてるんですか!?」と驚かれる。
編集部に入り、パーティーの出席者にプレゼントする『すべる時間』単行本にサイン。間違えたら間違えたで「こういうサインです」と言い張るつもりだったが何とか間違えず終了。
17時過ぎ、読売新聞のwebサイトyorimoの新企画"手顔ちゃん"用の写真撮影。「このネタはすべらないようにお願いします」とか、「パーティーのスピーチもすべらないようにお願いします」とやたら言われるようになる。
18時15分くらいに会場のイタリアンレストランに到着。歌舞伎町のど真ん中。
続々と都内有力書店員さんがご来場。ひたすら恐縮してとにかくお辞儀。「座っててください」と言われるが立ってないと落ち着かない。
おそらく19時、会が始まり「本人」の編集長北尾さんの挨拶。ここでも「すべりまくった男」として紹介されるぼく。
担当の美人編集者にリードしてもらって各出席者の方々に直接ご挨拶。時期的に当然ではあるが全員まだ「すべる時間」を未読。とにかくプッシュ。タイトルに「すべる」と入れたがためにおもんない本と思われてはいけない。
会場のカウンターテーブルの上には、「すべる時間」と「本人vol.10」の見本を展示。裏側から見てるとぼくの元相方とタケちゃんマンが並んでいる光景に不思議な気分になる。
そしてパーティーの締め。自分の挨拶。「すべる時間」は我がロスジェネ世代に普遍のモンモン感が満ちていることをアピール。そして、変則年代記スタイルの書き方だった本作のスタートを2000年からではなく1984年に変えて、タイトルを「いち、きゅう、はち、よ......ん」に見えなくもないフォントにしたらもっと売れるというアイディアを伝授。万雷の拍手を受けて引っ込む。社長さんにええ感じでつないで会は終了。緊張の糸が切れたとき、すこし立ちくらむ。
そう、ぼくは断じてすべってない。
幽谷マサシ