INTERVIEW FILE 002 ジェーン・スー
PASSPO☆の黄緑担当・さこてぃこと槙田紗子さんによる「マキタジャーナル」第2弾!インタビューや文章を書くことに興味のある彼女が、様々なジャンルの一線で活躍する方々にインタビューし、インタビュー力を鍛える企画です!今回のご登場は・・・作詞家、コラムニストのジェーン・スーさん!!
ジェーン 「全然!思ってなかったです。」
槙田 「でもジェーンさんの書く文章は本当に読んでて面白くて文才のある方だなぁと。私も作詞を始めて、 ジェーンさんみたいに言葉の引き出しが多い人になりたいなって思います。やっぱり本をたくさん読んだりしてるんですか?」
ジェーン 「本全然読まないんですよ!恥ずかしいですけど読書が本当に苦手で。」
槙田 「え!?そうなんですか!?実は私もそうなんです。少し安心しました(笑)。」
ジェーン 「子供の頃から本が読めない子だったので。」
槙田 「それは意外でした。歌詞を書くときに一番意識していることはなんですか?」
ジェーン 「アイドルの子に書くときは、本人と喋ってから書くのが好きですね。それがプロのやり方なのかはちょっと分からないけど、その子が歌う訳だからその子が使いそうな言葉とか言いそうな言葉をかけたらいいなと思っていますね。」
槙田 「あんまり妄想の中での物語で歌詞をかいたりはしないで、等身大の姿を見せようみたいな方が多いですか?」
ジェーン 「架空の物語の中に本人が使いそうな言葉を入れてみたり、話してるときに出てきた言葉を参考にすることでリアリティを出してくやり方が好きですね。」
槙田 「歌詞は一気に書くタイプですか?」
ジェーン 「一気に書きますね。それで翌日見直してって感じです。」
槙田 「なるほど。 ジェーンさん自身は普段どんな音楽を聴いていますか?」
ジェーン 「学生の頃はHIPHOP,R&Bが好きでした。今は何でも聞きますよ。好きなアーティストで言えばキリンジとかが好きですね。」
槙田 「HIPHOPとは意外です!あの、私勝手ながらに ジェーンさんと似てるところあるなって思ってるんですけど、、。」
ジェーン 「えー!やばいよそれ!!(笑)」
槙田 「実は私、周りの人に『さこは絶対結婚できない!』って言われてるんです(笑)。」
ジェーン 「あら意外。」
槙田 「 ジェーンさんのブログに共感しっぱなしです。ピンクについての記事や女子会についての記事なんて『分かるー!』って声に出しながら読みましたよ。私も『パンケーキ女子会』とか一歩引いて見ちゃうタイプなので(笑)。」
ジェーン 「やたらスタバ行きたがるのとかね。」
槙田 「それです!!インスタグラムに食べ物の写真とか!(笑)」
ジェーン 「そうそう。きっと、15〜16歳の時からああいうのあるんでしょうね。自分の女子らしさを異性にアピールする行為って。」
槙田 「そうなんですかね。 ジェーンさんは『未婚のカリスマ』って言われてるじゃないですか。でも実はすごくモテるんじゃないかと思っているんですけどどうなんですか??(笑)」
ジェーン 「そんなことないですよ!全然。大間のマグロみたいなもんですよ。モテる人っていうのは地引き網が腰についてて、遠洋漁業で色んな魚がたくさん入ってきてそれを選り分けるんですよ。私は一本釣りです。あのマグロを釣る!って決めて一年に一本釣ってそれでその一年食ってくみたいな(笑)。」
槙田 「狙った獲物は逃さないタイプですか?」
ジェーン 「追っかけたり追っかけさせたり色々頑張ります。」
槙田 「へぇー!駆け引きとかするタイプなんですか?
ジェーン 「あ、もうやめました。もう疲れちゃった。この年になると分かるんですよ。うまくいきそうだなとかうまくいかなそうだなとか。」
槙田 「へぇー!」
ジェーン 「男友達の名言で、『もうこの年になると、この子いいなって思う女の子と初対面でパッて会ってから、その子のことをなんて呼んで、どんな喧嘩をして、どうやって別れるかまでスッてイメージできる。』って(笑)。」
槙田 「その方すごすぎません!?(笑)」
ジェーン 「でもね、だんだんわかってくるのよ。こういう感じの子だったらこういうことしたら楽しくて、ここで揉めるんだろうなぁとか。私みたいにずっと独身やってると慣れてきて色々分かってくるのよ。永遠の素振り部みたいな(笑)。」
槙田 「ジェーンさん言葉のチョイスが面白すぎます(笑)。今までに結婚しようと思った人もいらっしゃったわけですよね。それでもやっぱり独身の方がいいですか?」
ジェーン 「うーん。結婚を選べなかったですね。」
槙田 「プロポーズもされていたんですか?」
ジェーン 「はい。それで結婚式場の仮予約までしてたんです。」
槙田 「え!?」