INTERVIEW FILE 007 ピエール中野 (凛として時雨)
PASSPO☆の黄緑担当・さこてぃこと槙田紗子さんによる「マキタジャーナル」第7弾!取材や文章を書くことに興味のある彼女が、様々なジャンルの一線で活躍する方々にインタビューし、インタビュー力を鍛える企画です!今回のご登場は、音に聞こえた超絶ドラマーでありつつ、アイドルに造詣深いことでも知られるミュージシャン、ピエール中野さん(凛として時雨)です!
中野 「そうですね。本当に好きで、こんなにかっこいいバンドはいないと思っていたんで。で、そのままメンバーに誘われてもちろんやりたいですって。それで今のメンバーになりました。」
槙田 「へ〜!縁を感じますね!」
中野 「感じますね。」
槙田 「楽曲制作の振り分けはどうなっているんですか?」
中野 「作詞作曲編曲全て北島君TKですね。」
槙田 「信頼して全て任せている感じですね。」
中野 「そうですね。すごく才能のある人なので、それに対してどうこう言うじゃなくて、それに向けて自分たちに何が出来るのかっていうスタンスが一番才能を生かすということだと思うので。バンドの中でそういうポジションになるのは凛として時雨が初めてでしたね。ぶつかり合ってよくなっていくバンドもあると思うんですけど、時雨の場合は圧倒的な才能なのでそれを生かすスタンスにしたらすごくうまくいきましたね。」
槙田 「皆さん個人の活動も多いじゃないですか。忙しいのに両立難しくないですか?」
中野 「意外と難しくないですよ。自分たちがやりたくてやってるんでその辺の大変な思いはないですね。」
槙田 「私たちは8人組なんですけどみんなが個人でCDデビューしたりしたら絶対にうまく行かないと思って(笑)。」
中野 「(笑)スケジューリングに関してもスタッフがきちんとやってくれてますし、大人ってすごいですよ。」
槙田 「大人ってすごいですね(笑)。ピエール中野さんは先日ソロアルバムをリリースされましたよね。20人のドラムオーケストラにはびっくりしました。」
中野 「あれはびっくりしますよね(笑)。」
槙田 「こんなことあるんだ!と思って。あれをやろうと思ったきっかけは何だったんですか?」
中野 「せっかくならドラムに特化した作品にしたくて。70人くらいドラムが集まって即興演奏するライブはたまにあるけど、レコーディングはないねってなって。海外で10人くらいでやった作品はあって、作品として素晴らしいんだけどそれを超える物を作ろうって。で、20人がたぶん一つの部屋でレコーディングできるドラムの数の限界だと思って、その企画が始まったんです。」
槙田 「へー!」
中野 「まずそれが出来るスタジオを探さなきゃいけなくて。マイクの本数とかミックス作業とかすごい大変だから。普通のレコーディングスタジオは無理で、日本で一番大きいリハーサルスタジオの羽田スタジオだったら20台ドラム置けるから、機材持っていってマイク100本以上たてて、みたいな(笑)。」
槙田 「異様な光景でした。」
中野 「そうそう(笑)みんな、数が多すぎてもうマイク立てたくないって嘆いてた(笑)。それでもまだちゃんとレコーディングできるか分からない状況だったけどやってみようって。あとレコーディングなのに舞台監督がいたんですよ。仕切りがいないとできないので。ものすごい規模のレコーディングでしたね。」