INTERVIEW FILE 009 川崎希 (タレント・実業家)
PASSPO☆の黄緑担当・さこてぃこと槙田紗子さんによる「マキタジャーナル」第9弾!取材や文章を書くことに興味のある彼女が、様々なジャンルの一線で活躍する方々にインタビューし、インタビュー力を鍛える企画です!今回のご登場は、タレントにして実業家、多方面で活躍されている川崎希さんです!
槙田 「じゃあAKBでの経験が今に繋がっているんですね。」
川崎 「そう。AKBに入る前は貿易会社の社長になりたいって思ってて。」
槙田 「なんでですか?」
川崎 「何するのかもよくわからないんだけど、かっこいいって思ったの(笑)。」
槙田 「海外と繋がりますしね。」
川崎 「そうそうそう!あと貿易って響きがいいなと思った(笑)。」
槙田 「AKBを卒業した次の日に起業したんですよね。ちょっと休憩したいとか思わなかったんですか?」
川崎 「一回休むとニートになっちゃう気がして。何もしない時期があると、やっぱりやらなくていいかなとか思っちゃうから。あとはいままでAKBのメンバーとして応援してくれたファンに皆さんに、辞めてから何もなくなったって思われるのは悲しいなって。辞めてからこういうことしてますよっていうのを分かってもらうには次の日からやろうと思ったの。」
槙田 「すごい、、。次の日に起業するにしても準備が必要ですよね。それはAKBを卒業すると決めてから始めたんですか?」
川崎 「そう!卒業を決めてから実際に卒業するまで半年あったんだけど、その期間はライブ終わった後に洋服を作ってる工場に行ったりとか、待ち時間に電話して取引先とか決めたりしてた。」
槙田 「すごい!その行動力尊敬します。そもそも起業ってどうやってするものなんですか?」
川崎 「手続き的なことは税務署いくだけでよくて、あとはなんだろうね、会社の名前決めたりとか?やることそんなにないよ。起業するとき、私40万円しかなくて、発売イベントとかをやってその日に売上がたたないとやばいっていう状況だった。」
槙田 「女性タレントの方がブランドを立ち上げると女の子らしい洋服のブランドが多いじゃないですか。川崎さんはなんでメンズのロックテイストな洋服ブランドにしたんですか?」
川崎 「もともとエアロスミスとか海外のバンドが好きで、そういう人に着てもらいたいなっていう気持ちがあって。あと女の子の洋服ってワンピースとかスカートとか、スカートでもロングとミニで分かれてたりパターンが多くて品数が豊富じゃないとコーディネート出来ないじゃないですか。はじめはお金がなくてそんなにたくさんの種類の洋服が作れなかったので、メンズだったらTシャツにジーンズだけとかでいいから、最初はTシャツ4枚から始めた。レディースだと本当に流行の移り変わりが早いじゃん。109とか見てても先週あった服がもうないとかあるし。そういのはさすがにお金がすごくないと出来ないことだから、決まったアイテムを長く売るのはメンズしか出来ないと思ってメンズに絞ってやってた
。」
槙田 「かしこいです。アパレルで長く生き残るコツは何だと思いますか?」
川崎 「なんだろう。うちのブランドは大きく展開してなくて、ネットのお客さんが多いのね。店舗が多いとお金もかかるし人もたくさん雇わなきゃいけないから、ネット販売を重視してる。地方の人は東京にお店があっても来られないからね。」
槙田 「社長さんとして一番大変なことは何ですか?」
川崎 「人を雇うことかな。面接も私がしてて、雇ったけど次の日からバックレちゃった人もいるし、1時間くらいの面接でその人を判断するのは難しいなって思ってる。」
槙田 「一日体験で働けたりすると良いですよね。」
川崎 「それはいいね〜!」
槙田 「あとは、結婚生活について聞こうと思ってたんだけですけど、まさかご本人がいると思わなくて(笑)」
(この日はアレクサンダーさんもその場にいました。)
川崎 「いつも一緒にいるの〜!」
アレクサンダー 「悪口いわないでね。」
槙田 「チャラいってよくテレビとかでおっしゃってますけど実はチャラくなかったりしてって思ってました(笑)。」