INTERVIEW FILE 011 咲坂伊緒 (漫画家)
PASSPO☆のさこてぃこと槙田紗子さんによるインタビュー連載「マキタジャーナル」。取材や文章を書くことに興味のある彼女が、様々なジャンルの一線で活躍する方々にインタビューし、インタビュー力を鍛える企画です。今回のご登場は、女子のココロをつかみまくる大ヒット漫画の作者、漫画家の咲坂伊緒先生のもとへ。憧れの人を前にした槙田さん、やや緊張しつつ対談はスタート!
槙田 「今日は私がインタビューさせて頂きます。よろしくお願いします!」
咲坂 「よろしくお願いします」
槙田 「咲坂さんはいつから漫画を描き始めたのですか?」
咲坂「初めて原稿用紙を買って描いたのは社会人になってからです。数年間、会社勤めをしていました。」
槙田 「えっ! どんなお仕事をされていたんですか?」
咲坂「医療関係のデータ入力をする会社にいました」
槙田 「へぇー! そこからなぜ漫画家になろうと思ったんですか?」
咲坂「通勤電車が我慢できなくて。電車に乗っている時間は満員でぎゅうぎゅうだから本も読めないくらいで、何もできないのに40〜50分拘束されて時間が超もったいない! と思って。その時間寝てたいなぁって思ったのがきっかけです。それで、家でできる仕事はないかなと思って思いついたのが漫画家で」
槙田 「意外なきっかけです。もともと絵を描くのは得意だったんですか?」
咲坂「小さい時はお絵描きが好きで、自由帳のページが誰よりも早く埋まるくらいだったんですけど、上手いわけではなかったですね。小学生までは『絵、上手いね』って言われたりしてたけど、中学くらいになるともっと上手い人がたくさんいて、そのへんから絵を描かなくなりました」
槙田 「元々絵を職業にしようとは思っていなかったんですね」
咲坂「全く思っていなかったです」