INTERVIEW FILE 011 咲坂伊緒 (漫画家)
ＰＡＳＳＰＯ☆のさこてぃこと槙田紗子さんによるインタビュー連載「マキタジャーナル」。取材や文章を書くことに興味のある彼女が、様々なジャンルの一線で活躍する方々にインタビューし、インタビュー力を鍛える企画です。今回のご登場は、女子のココロをつかみまくる大ヒット漫画の作者、漫画家の咲坂伊緒先生のもとへ。憧れの人を前にした槙田さん、やや緊張しつつ対談はスタート！
槙田 「はい。キュンキュンしすぎて死にそうになります。実体験を元にして書くこともあるんですか？」
咲坂「それもあります。でもそんなにたくさんの経験はできないので、実体験を元に派生していってどんどんアイディアをだしていきます。基本妄想じゃないですかね。」
槙田 「なるほど。登場人物はどのように生まれるのですか？」
咲坂「なんとなくこんな感じの話が作りたいってふんわり考えたときに、その話に合うのはどういう登場人物だろうというのも同時に考えて、話を詰めてキャラクターを詰めてというのを繰り返しますね。」
槙田 「煮詰まったらどうしていますか？」
咲坂「寝ます。」
槙田 「へぇ～！一晩経つとスッキリするタイプですか？」
咲坂「スッキリするときもあるんですけど、寝てもダメなときもあります。そのときはまた寝ます(笑)。この苦しい現実から逃げよう！みたいな。」
槙田 「私は原稿を書いていて、締め切りが近づくほど書けなくなるんですが、咲坂さんな締め切り間近に煮詰まったら場合どうしますか？」
咲坂「寝ます(笑)。明日の自分が頑張るだろうと思って寝て、絶対頑張らないんですよねぇ。」
槙田 「あはは。締め切り間に合なかったらどうなるんですか？？」
咲坂「話を考える期間と、作業の期間がだいたいあってこれ以上話を考える時間をとったら原稿が上がらなくなるっていうギリギリのところは分かっているのでそこまで考えるって感じ。どうしても話が思いつかないときでも、頭が完全に真っ白ということは絶対にないから、もう少しブラッシュアップ出来るんじゃないかというところを妥協したりはしますね。もう少し煮詰めたいなと思っていても原稿が上がらないのが一番の罪だと思っているので、だったら切り上げるとこ切り上げないとって感じです。」
槙田 「おやすみありますか？」
咲坂「原稿があがってから数日は休みます。」
槙田 「でも基本的にはおうちにいるんですね。」
咲坂「そうです。外に出たの2週間ぶりとか全然あります。」
槙田 「えー！ご飯はどうしてるんですか？」