INTERVIEW FILE 013 MIKEY (振付師・ダンサー)
PASSPO☆のさこてぃこと槙田紗子さんによるインタビュー連載「マキタジャーナル」。取材や文章を書くことに興味のある彼女が、様々なジャンルの一線で活躍する方々にインタビューし、インタビュー力を鍛える企画です。今回のマキタジャーナルは槙田紗子がかねてから敬愛を惜しまないカリスマダンサーにして振付師である東京ゲゲゲイのMIKEYさん。槙田さんもいつもより緊張しつつ、対談はスタート!
槙田 「よろしくお願いします!」
MIKEY 「よろしくお願いします!」
槙田 「私東京ゲゲゲイさんが大好きで、いつも動画とかツイッターとかインスタグラムとか観てるんです。」
MIKEY 「ほんとに?嬉しい。」
槙田 「なので本当に今日は緊張しています。いろいろ質問させて頂きます。」
MIKEY 「はい!」
槙田 「MIKEYさんがダンスを始めたきっかけはなんだったのですか?」
MIKEY 「きっかけみたいなものは特にないんですが、子供の頃から落ち着きのない子供で、テレビの音楽番組を見ながら家でよく踊っていたのを覚えています。お母さんに聞いたら、3歳くらいの時に『日本舞踊がやりたい!』って自分から頼んで、近所に日本舞踊を教えている人がいたので、その人の家で扇子の持ち方など舞踊の所作を勉強しました。」
槙田 「3歳って早いですね。」
MIKEY 「うん、そのあと小学6年生くらいのときに町内のお祭りでやってるお囃子に興味を持ってやっていました。今みたいなストリートダンスのスタイルに出会ったのは17歳くらいで、ちゃんと始めたのは20歳くらいです。その都度自分がやりたいと思った踊りをやってきた感じです。」
槙田 「ストリートダンスはダンススクールに通ったりしたのですか?」
MIKEY 「元々歌手を目指していて、見た目もこんな風になる前なんだけど(笑)。事務所に入って育成期間の中で踊りも出来た方がいいということでヒップホップのダンススクールに通わされたという感じでした。そうしてるうちにこっちのほうが好きかもしれない!と思い始めて。なのでストリートダンスだけはある意味唯一人からやらされたことなんだけど、それが一番好きになったっていう。」
槙田 「そうだったんですね!もともと歌手を目指していたということもあって、作曲もされていますよね。」
MIKEY 「それも歌手の育成期間に、事務所の人から作詞作曲は自分で出来た方がいいって言われて勉強しました。15歳のときくらいかなぁ。当時日本の音楽業界はR&BやHIPHOPのブームがきた時代で、そっち系のトラックを作る人に出会う機会が多くて。でもほぼ独学ですかね。」
槙田 「そうだったんですね。普段聴く音楽はやはりR&Bが多いですか?」
MIKEY 「そうですね。基本的にブラックカルチャーが好きで、ダンスもだし、元々ゴスペルとかも好きなので。」
槙田 「なるほど。MIKEYさんはなぜ東京ゲゲゲイを結成したのですか??」
MIKEY 「まず同世代に自分と同じ世界観で踊りたい人がいなかったんです。でも7〜8年教えてる生徒達がいたから、いい子達をピックアップして作ったのがゲゲゲイです。」
槙田 「オーディションとかはしたんですか?」
MIKEY 「オーディションとかはせずに、すでに自分の弟子みたいな子達が何人かいたからその中から選抜して、という感じです。」