INTERVIEW FILE 017 双木昭夫 (ヘアメイクアップアーティスト)
PASSPO☆のさこてぃこと槙田紗子さんによるインタビュー連載「マキタジャーナル」。取材や文章を書くことに興味のある彼女が、様々なジャンルの一線で活躍する方々にインタビューし、インタビュー力を鍛える企画です。そんなこの連載、今回は愛されドールメイクでタレント、そして若い女の子から圧倒的な支持を得ているヘアメイクアップアーティストの双木昭夫さん。女子のココロをつかみまくるメイクアップの秘密に槙田さんが迫ります。
双木 「普通のメイクってみんな外国人に憧れるから、彫りを深くしようとして、そうすると目が近くなって険しくなるのね。茶色のアイシャドウとかを目の上に塗るじゃん。そうすると目の位置が上がるわけ。だから、やればやるほど大人っぽくなるのね。私のメイクは目の上に濃い色のアイシャドウは絶対塗っちゃダメ。その代わり目の横や下に塗ったりするわけ。そうすると、悪い言葉で表すとマヌケな顔になるんですよ。でも、マヌケな顔は愛されるんですよ。」
槙田 「なるほど、、」
双木 「うぉ！天才！」
槙田 「本当に天才です！！！！キャラクターからインスピレーションを受けているんですね。」
双木 「ものすごく、色んなところから受けていますよ。」
槙田 「他には何を見て刺激を受けているんですか？」
双木 「みんなが見るような雑誌はもちろん見るし、映画も見るし。あとはハイブランドのコレクションも見る。それプラス誰も見ないようなイラストレーターの原画集とかからヒントを得るのはすごくしますねぇ。ちょっとオタクなのかも。」
槙田 「オタクですね。」
双木 「でもイラストで描かれる人間なんて、理想の形を描くわけじゃないですか。そうするとまつ毛がひゅんって長かったりして、わぁ！可愛い！って思って、それをそのまま再現したり(笑)。」
槙田 「やっちゃうんですね(笑)。」
双木 「キラキラしてる絵を見たら、キラキラ可愛い！キラキラつけたい！と思って。でもどうやってキラキラさせるんだ？つけちゃえばいいんだ！みたいな(笑)。」
槙田 「この表紙のメイクですね。PASSPO☆で女子限定イベントをした時に、この双木さんのキラキラメイクをみんなで真似しました。杏奈とみおがキラキラを持ってきてくれて。このメイク、双木さんをきっかけに原宿にいる女の子とかみんなやっていますよね。」
双木 「たくさんいますよね(笑)。WEGOとかにキラキラ売ってますもんね。」
槙田 「こういうドール系ロリータ系に目覚めたのっていつなんですか？」
双木 「子供の頃からずっとこういうのは好きでしたね。男なのに。」
槙田 「女の子になりかけなかったんですか？」
双木 「なりかけないこともないけど(笑)。」
槙田 「そうですよね、こんなに可愛いものたちに囲まれて生きていたら。」
双木 「男子なのに制服で丸襟のブラウス着てたり(笑)。」
槙田 「かわいい！！！！！」