INTERVIEW FILE 023 枝優花 (映画監督)
自粛期間中にインスタライブで行われた、映画監督・枝優花さんとの公開マキタジャーナル。せっせと、槙田紗子さんが原稿にまとめてくださいました!2020年のある5月の日の記録としても、是非、お楽しみください。 ここから新しいこと、始めていきましょう!
槙田 わー!!やっほー!枝ちゃん初インスタライブでしょ。
枝 こういうのが初めて過ぎて、今、緊張が、、、
槙田 家にいるんだもんね。
枝 恥ずかしい。ちょっとどうしよう。
槙田 めちゃくちゃ戸惑ってる(笑)。というわけで、既に100人の方が見に来てくれてます。
枝 すごい。
槙田 ありがとうございます、皆さん。
枝 ちょっと待って、ホシが見てる。(『少女邂逅』主演の穂志もえかさん)
槙田 おー!すごい。では、皆さんに趣旨説明からしたほうがいいかな。『マキタジャーナル』という、すごい前から地味にやり続けている連載でして、私が会いたい人に会いに行って、取材をして、記事を書くという企画です。実は、枝ちゃんと公開収録イベントをやる予定だったんだよね。
枝 そうそう。4月だっけ。
槙田 うん。4月末に予定していたんです。でも告知をする前に開催できないと判断して。
枝 そうだった。
槙田 それで、ちょっとこの感じだとイベントが出来るのはだいぶ先になっちゃいそうだなと思って、急遽インスタライブで公開取材をすることにしました。
枝 正直、企画概要をよく分かっていなかったけど、紗子ちゃんの企画なら何でもいいです〜って言ってて(笑)。
槙田 分かってなかったんかーい!(笑)
枝 詳細きて、あれ?インスタライブって書いてある!って急にめっちゃ緊張してきて。Zoomでの取材かなんかだと勘違いしてた。
槙田 それでも別に良かったんだけどね。でも、本来イベントでみんなに聞いてもらおうと思ってた話だから、みんなが聞けるほうがいいかなと思って。なので、皆さん、今日はコメントもたくさんしてくださいね。
枝 そうなんだね。
槙田 枝ちゃんのファンの人たくさん来てるね、すごいね。
枝 コメントはどうやって、、、あっ触ると見れるんだ。。。(混乱中)
槙田 質問に入る前に、私たちがなぜ繋がっているのか気になってる人も多いと思うのね。実は、4年前ぐらいから友達なんです。
枝 うそ。そんなに前か!
槙田 私がまだ事務所に入っていた頃に、紆余曲折ありまして、私が映画を撮るっていう企画が一瞬あったんです。それで、勉強のために一度実際に映画の現場に入って勉強しようという事になって。助監督を1度やらせて頂いたんです。そしたら、マジで、ガチだったっていう。その直前までアイドルしてた女が、めっちゃ走らされて、めっちゃ怒られて、2週間ぐらい田舎に缶詰で、虫だらけの部屋で雑魚寝する、っていう(笑)。その現場に、途中から枝ちゃんがメイキングのカメラで参加したんだよね。
枝 そうだった。私も急にお願いされたから、どういう状況か分かんない中で行ったら、もう残り5日とかの一番きついときで。下宿所に行ったら、雑魚寝でみんなが死んでて。紗子ちゃんも死んでて。でも、まさかアイドルだった人が助監督で入ってるなんて思わないじゃん。
槙田 そんなこと絶対にないもんね。
枝 しかも、それを誰も言わないから。可愛い子がいるけど、元女優さんとかなのかなとも思ったけど聞けず。結局、すごい後になって聞いたんだよね。
槙田 そう。私と枝ちゃん同い歳なんですけど、現場に同世代の女子がいなかったから。自然と話す感じになって、枝ちゃんが、何かやられてたんですか?って聞いてくれたんだけど、私その時本当に気持ちが落ちてたから。
枝 あはは(笑)覚えてるんだ!
槙田 駐車場で聞いてくれたの、覚えてるよ。そういうふうに思ってくれる人もいるんだなって、ちょっと嬉しい気持ちと、なんで私ここにいるんだろうっていう辛さで、すごい複雑な気持ちになって、流しちゃったんだよ(笑)。
枝 そういうことね。すごい怖かったんだよな、あのとき(笑)。めっちゃ疲れてるときに余計なこと言っちゃったなと思って。
槙田 ごめんね(笑)。でも、撮影が全部終わった後の打ち上げでめっちゃ仲良くなったんだよね。
枝 そう。好きな映画が一緒だったんだよね。
槙田 グザヴィエ・ドランっていう、カナダ出身の映画監督の作品が2人ともすごい好きで、盛り上がったっていう。
枝 そうそう。なんか似てるポイントがいっぱいあって、めっちゃ仲良くなった。
槙田 めっちゃ波長合う!って。
枝 そうそう(笑)。懐かしいね。
槙田 そんな感じです。私たち。
枝 はい。そうです。