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太田出版ニュース

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『拉致対論』は、8月29日の発売です。

2009.8.28/一般書

=混迷と停滞が続く「拉致問題」にメスを入れ、解決への道を開く!=
『拉致対論』 蓮池透+太田昌国著

8月29日発売  定価:本体1600円+税
四六判上製本  224頁
 
*  北朝鮮制裁策に代えて、対話を進めよ
 かつて対極の立場にいた二人が、政府・救う会・家族会・メディア・革新派の
閉塞を解き明かし、新しい知恵と方策について率直に語り合う画期的な対論。
 威圧と偏見と付和雷同を改めて、異論の自由対等な交換に力を尽くそう。
 前・家族会事務局長が強硬派から対話派へ変身を遂げた理由に耳を傾けて、
次に変身するのは読者たち、あなたたちの番です。
 
 クリントン元米大統領の訪朝、北朝鮮弔問団のソウル訪問など、北朝鮮を取り巻く状況に対話の気運が生じています。一方、国内では政権交代によって、新たな北朝鮮政策の模索が始まろうしている現在、この『拉致対論』は私たちの拉致問題や北朝鮮認識を考える上で決定的な基準を提示しています。拉致問題が国民的課題である以上、この本は誰にとっても必読の書といえるでしょう。
 本書の刊行を機に、日本と北朝鮮の、明治以来引き続く不幸かつ異常な歴史的関係をよりましなものにするために、偏狭な排外的ナショナリズムに陥ることなく、明朗活発な論議の輪が広がることを願ってやまみません。
 率直な批判と意見が寄せられることをお願いします。
 
*目次の概要
第一章 対話を通した意見の変化と認識の深化
・家族会救う会の特異な関係
・なぜ家族会事務局長を解任されたか
・日本政府は拉致被害者の人権を考えなかった
・蓮池薫さんが北朝鮮で身につけた複眼的思考
・日本と北朝鮮の架け橋に
第二章 拉致問題の起源と停滞する現状
・警察は拉致の実態を把握していたのか
・自民党にも、左派・マスコミにも北朝鮮タブー
・北朝鮮はなぜ日本人拉致を行なったのか
・日本は一方的に北朝鮮を責めることはできない
・拉致問題を日本の右傾化に利用する者たち
・安倍晋三と中川昭一の罪
第三章 経済制裁は悪しき袋小路。交渉へ!
・家族会はなぜ圧力団体になってしまったのか
・日本外交の深刻なダメさ加減
・経済制裁では絶対に解決しない
・安倍晋三は家族会をもっとも利用した
・拉致問題でマスメディアが果たした役割
第四章 二人の対話から国境を越えた対話へ
・北朝鮮の核実験をめぐって
・在日朝鮮人の切実な声
・対話を始める、そして、つながり合う
(担当編集 高瀬幸途)


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