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コミック

センネン画報

価格

1,320円
(本体1,200円+税)

判型

A5

ページ数

160ページ

ISBNコード

9784778320591

搬入年月日
[?]

2008.5.14
※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。

電子版発売

2016.11.11-

編集部より

今日マチ子デビュー作。発売10周年を記念してオールカラー&増補改良版が2018年5月発売

デジタル版はこちら!

  • センネン画報 キンドル版を購入
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書籍の説明

叙情マンガ家・今日マチ子、待望の処女作!

柔らかなタッチ、淡い色づかいに、ちょっぴりスパイスの効いたストーリーが魅力の「叙情マンガ家」今日マチ子。彼女は2004年7月より、1ページのショートマンガ『センネン画報』を、ほぼ、毎日、更新してきました。
文化庁メディア芸術祭では、異例の2年連続受賞でWEBを中心に話題となり、今回ついに書籍化が決定いたしました。 
本書では1200点を超える作品の中から、春夏秋冬にあわせて作品を厳選。さらに、今日先生初の長編作品『海から36KM』(32ページ)を収録します。
ずっと手元に置いておきたい、ステキな1冊に仕上がりました。

【電子書籍について】
弊社・太田出版から発売される電子書籍のリリース情報&フェア情報は、電子書籍専門サイトHongram[ホングラム]でチェックできます。

メディア掲載情報

  • 2022.01.07 『センネン画報』
    TV テレビ朝日「報道ステーション」/詳細リンク - インタビュー

    著者のインタビューが放送されました。

  • 2020.04.15 『センネン画報』
    Web CINRA.NET/詳細リンク - インタビュー(長嶋太陽)

    「箭内道彦×今日マチ子 藝大で学んだ、個人と向き合うもの作り」にて本書が紹介されています。

  • 2016.02.05 『センネン画報』
    雑誌 月刊MdN 2016年 3月号/詳細リンク - 本の紹介(いけだこういち)

    柔らかくシンプルな描線の先に浮かぶノスタルジックな世界


    今日マチ子の描く線は柔らかだ。良い意味でゆるい。フリーハンドで引かれたその線は、必要最低限であり、交わるべき先まで届かずに跳ねる。
    そして彼女の作品の多くはカラーだが、その彩色は淡い。ただし、その色はキリッと澄んでいるわけではなく、ひきこまれるような魅力がある一方、それをためらわせるような淀みを同時に孕んでいる。
    いわさきちひろに代表されるように、こうしたやわらかな表現が彼女以前に存在しなかったわけではない。ただし『センネン画報』が次第に話題を呼び、マンガ以外にも今日の活動が広がっていくに従い、彼女の表現のフォロワーと言える存在が増えたのも事実だ。ただ、そうしたフォロワーと彼女が一線を画しているのは、そのメルヘン表現を通して読者の心に棘を打ち込んでくることである。
    『cocoon』『アノネ、』『いちご戦争』『ぱらいそ』と続く「戦争シリーズ」では少女を通してその悲惨さや、戦時下における主人公たちの無力感が提示される。「戦争シリーズ」以外の青春ストーリーにおいても、決して単純な恋愛や友情を描かずに、読み手に小さな棘を放つ。
    今日にとってビジュアルはより多くの読者にメッセージを確実に打ち込むための装置でしかなく、それがゆえにシンプルで無垢な性質をもたせているのだ。

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著者プロフィール

東京都出身、マンガ家。東京藝術大学卒、セツ・モードセミナー卒。WEBで毎日連載する1ページマンガ『センネン画報』で注目され、以後『COCOON』(秋田書店)、『みかこさん』(講談社)、『U』(太田出版)などを立て続けに刊行。近著に『いちご戦争』(河出書房新社)、『ペコポコ』(PHP研究所)などがある。

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