コミック
価格 |
3,080円 |
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判型 |
A4判 |
ページ数 |
144ページ |
ISBNコード |
9784778322014 |
2013.7.5 |
書籍の説明
バレエ――それは少女たちの永遠の夢、あこがれ。
同時に、自己を相克して無限の高みを目指す、終わりのない戦い。
バレエ・マンガを描いた代表的な12名の作家による美麗な原画とインタビューを収録した夢の図録が、ここに誕生しました。
――少女マンガは戦後より一気に花開いた文化ですが、そうした中で最も描かれたテーマのひとつに「バレエ」があります。
本図録では、兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクションのバレエ資料、バレエ・マンガを描いた代表的な作家12名の作品を中心に、少女マンガの発展とバレエとの関係、そして日本において実際のバレエ受容とマンガがいかにリンクしてきたかを垣間見るべく、バレエ・マンガの歴史を源流から現在まで時系列にたどります。
※京都国際マンガミュージアムで開催の企画展「バレエ・マンガ ~永遠なる美しさ~」との連動企画です。
http://www.kyotomm.jp/event/exh/ballet2013.php
カバーイラスト:山岸凉子(『アラベスク』より)
【参加作家(登場順)】
高橋真琴/牧 美也子/北島洋子/上原きみ子/山岸凉子/有吉京子/萩尾望都/槇村さとる/曽田正人/水沢めぐみ/水野英子/魔夜峰央
【インタビュー】
*高橋真琴――ひと目でバレエとわかるような、新しいビジュアル表現を目指して
*牧 美也子――「現実を生きる少女が、少し目線を上げた先にあるもの」としてバレエを描く
*上原きみ子――女の子の憧れるドラマがバレエの中に全部ある。夢と生命力のバレエ・マンガ
*山岸凉子――バレエは憧れではなく、マンガより前の私の表現手段でした
*有吉京子――「SWAN」は、周りの方々のエネルギーの参加があって初めてできた作品です
*萩尾望都――観て、読んで描いて・・・・・・舞台と妄想が溶け合って作品になる
*槇村さとる――自立した大人の女性、プロのバレリーナを描きたい
****目次(概要)****
●第1章 バレエ・マンガの源流
バレエ誕生~日本における初期の受容
●第2章 バレエ・マンガ創世記
高橋真琴
牧 美也子
[解説1]バレエ・マンガ登場の流れと、本展および図録の役割 (ヤマダトモコ)
北島洋子
谷ゆき子、超展開のバレエ・マンガ(コラム)
上原きみ子
[解説2]少女マンガの「原点」としてのバレエ・マンガ (藤本由香里)
バレエ演目紹介
●第3章 バレエ・マンガの変革期
山岸凉子
●第4章 バレエ・マンガの編成期
有吉京子
萩尾望都
槇村さとる
曽田正人
水沢めぐみ
●第5章 バレエ・マンガはどこへ行く?
水野英子
魔夜峰央
[解説3]バレエ・マンガとバレエ受容史 ~「ハイ・アートを伝えるサブ・カルチャー」としての日本のバレエ~ (芳賀直子)
小学館発行の学年誌におけるバレエ・マンガ年表(1959年~95年)
バレエマンガと日本のバレエ受容の主なできごと年表
【お詫び】
本図録におきまして、掲載内容の誤りがありました。関係者の皆様には、謹んでお詫び申し上げますとともに、下記の通り修正させていただきます。(PDF形式)
ballet_teisei_20130730.pdf