クイック・ジャパン vol.98 のコンテンツ

98号紹介「芸人交換日記」

2011.9.29

QJ98-08.jpg千秋楽舞台裏レポート

放送作家の鈴木おさむが目撃し続けてきたのは、夢を叶え、あるいは夢を諦めてきた芸人たちの姿。そのリアリティを、結成11年目の売れないお笑いコンビ「イエローハーツ」の物語に封じ込めた小説『芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~』が、舞台になった。自ら戯曲化&舞台演出を手掛けた鈴木おさむが、まず最初に試みた演出は、キャスティングだ。本格的演技は初挑戦となる、漫才コンビ「オードリー」の若林正恭。 NHK連続テレビ小説『おひさま』に出演していた、若手筆頭演技派俳優・田中圭。超多忙な2人から、出演の約束を取り付けた。「僕としてはとにかく田中君と仲良くなって、ノリでバーッていきたい感じはあるんですよ。そもそもイエローハーツ自体が仲良いコンビだし、その距離をここの間でも作れたら、舞台でもそのままいけるんじゃないかなって」(本誌96号の巻頭特集、田中圭との対談時の、若林正恭の発言より)東京大阪あわせて、わずか8公演。プラチナチケットとなった本公演の成果をルポルタージュする。(文・吉田大助)

Twitter:

Facebook:

Instagram:
フォローする