収録作品解説
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原料ヤード
(千葉地区)原料ヤードは、製鉄所で使う数十日分に相当する量の原料を保管できる広さがあり、実際に行ってみると「広大」という表現がぴったりの場所だ。
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コークス炉
(倉敷地区)コークス炉へ石炭を運ぶベルトコンベア。コークス炉では、炉の上部から原料の石炭を投入する。
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高炉
(福山地区)4つ並んでいるのが、鉄鉱石を溶かす溶鉱炉。製鉄所では、高炉と呼ばれていて、製鉄所のシンボルともいえる存在だ。
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高炉
(千葉地区)出てきた銑鉄(鉄鉱石が溶けたもの)の成分を調べるために、サンプルを採取している。きちんとしたサンプルを採取するにはコツがあるそうだ。
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製鋼工場
(京浜地区)製鋼工場に銑鉄が運ばれてきた。製鉄所の構内には、専用の鉄道が走っていて、機関車も貨車も一般では見ることのない特殊なものが使われている。
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製鋼工場
(福山地区)出鋼。鉄鉱石から取り出された鉄が、転炉で成分調整され、鋼鉄となって出てきた。鋼鉄が生まれた瞬間だ。
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製鋼工場
(福山地区)連続鋳造機の一部。上から注いだ鋼鉄が固体となりながら水平方向に向きを変える部分。左のほうから固体となった鋼鉄が出てくる。
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厚板工場
(京浜地区)圧延された板が、冷却されている。ここは、床全体がベルトコンベアのようになっていて、時々板をもちあげては、次の工程へと運んでゆく。
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熱延工場
(千葉地区)熱間圧延機。圧延ロールが7台並んでいる。ロールは摩耗が激しいので、1日に何度も交換される。交換に要する時間は数分程度だ。
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製品出荷
(倉敷地区)港のそばにある倉庫からコイルが出荷されてゆく。手前部分のコイルは、その色(黒)から判断するに熱延鋼板だ。
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『鋼鉄地帯』刊行記念
西澤丞インタビュー
聞き手:編集部
「日本の現場」に撮影を続ける西澤丞さんが、
このたび製鉄所を舞台にした写真集『鋼鉄地帯』を刊行しました。
仕上がりを確認するための印刷立ち会いを終えた西澤丞さんに、
今回の写真集にこめられたお気持ちをうかがいました。