リキッドの風味を純粋に味わえる? リビルダブル・アトマイザーとは
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これまでにも数種類のアトマイザーを紹介してきたが、VAPEについて知っていくと必ず耳にするアトマイザーがある。上級者向けと言われる「リビルダブルアトマイザー」だ。
まず初めに知っておきたいのは、リビルダブルアトマイザーは中・上級者向けだということ。詳しいことは今後少しずつ解説していくが、基本的な仕様や注意点については、早い段階で把握しておいたほうが良い。なぜならリビルダブルは、中途半端な知識で使用すると危険を伴うアトマイザーなのである。
このアトマイザーは、コイル用のカンタル線などを購入し、セッティングする(自分で巻く)必要がある。この時点で初心者は腰が引けてしまうかもしれない。さらに最低限の抵抗値(いわゆるΩオーム)に関する知識と、その測定器も必要……と聞くとなにやらすでにチンプンカンプンだ。
心臓部となるMODも、リビルダブルではバッテリーを入れて使用する機械式=メカニカルMODを使用する。メカニカルといっても金属の筒のようなものが多いのだが、正規品は意外と高価。そのため安価なクローン品を購入するユーザーが多く、粗悪なものや抵抗値の合わないものを使用するとショートや発火につながるので、どのショップでも十分に注意喚起されている。
そんなわけで中・上級者向けのリビルダブルアトマイザーだが、リキッドを直接コイル(コイルのみ、もしくはコットンを巻き付けたもの)にドリップして味をダイレクトに楽しむことができるのが長所。水蒸気の量も凄まじく、辺り一面が真っ白になるほどの“爆煙”はクセになる快感だ。VAPEサイトなどでタンクを使用しない“直ドリ”というワードを目にしたことがあるかもしれないが、リビルダブルアトマイザーを使用して楽しむ吸い方、それが直ドリというわけだ。
手が掛かるだけあって、リビルダブルアトマイザーは試行錯誤しているうちに愛着が湧いてくるはず。VAPEに慣れてきたら、少し勇気を出してトライしてみることをオススメする。分からないことはショップで店員さんに聞いてみよう。
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