Vapeを始めてしばらくすると、たびたび目にするのが「直ドリ」というワード。なんだかVape通っぽい人が使っている様な気がするけれど、一体どんな意味なんだろう？ そんな風に思っていた人も多いのではないだろうか。

実は「直ドリ」とは、リキッドを気化させる方式のひとつ。一般的なVapeは、タンク内部のリキッドをグラスファイバー繊維を経由してコイルに供給している。これに対して「直ドリ」は、アトマイザーのコイルに「直」にリキッドを垂らして水蒸気を発生させているのだ。

濃厚な煙と豊かなフレーバーを得られるのが特徴だが、吸う度にリキッドを入れなければならない、頻繁にギアの洗浄をしなければならないなど、多少のデメリットもある。とはいえ「濃厚な煙と豊かなフレーバー」なんて言われれば、トライしてみたくなるのが人情と言うもの。そんな初心者のために今すぐ「直ドリ」で楽しむ際のポイントを書いておこう。

まず必要なのが直ドリ用のアトマイザー。

これまでは、自分でコイルやコットンを用意して工作を行なうなど、煩雑な作業が必要だった直ドリだが、ビギナーには敷居が高いと言うのが正直なところ。もちろん自己責任のもと、苦労して道具をカスタムする楽しみ方も否定しないが、「とりあえず直ドリを体験してみたい」と考えているならば、無理をせず専用のギアを買うことをオススメしたい。

もうひとつはドリップチップ。

「直ドリ」はコイルに直接リキッドを落とすという構造上、気化寸前の熱くなったリキッドが口に入ってくることがある。火傷とまでは行かないが、ちょっぴり不快なので直ドリ用アトマイザーに対応しているドリップチップを使用して楽しんだ方が良いだろう。 Vapeカルチャーの普及とともに、上級ユーザー向けに感じる直ドリを、ビギナーが楽しめるようになったのは喜ばしい限り。トライさせてくれるショップもあるはずなので、未体験の方はぜひお試しあれ。