オリジナルのリキッドを作ったり、デバイスをカスタムしたりと、さまざまな楽しみ方があるVAPEカルチャーだが、ビギナーでもすぐに始められるのが、煙（＝水蒸気）を使った「VAPEトリック」だ。

「煙を使ったトリック……なにそれ大道芸？」なんて侮ってはいけない。濃厚な煙を大量発生させることができるVAPEならば、いわゆる「タバコ芸」などより遥かに多種多様なトリックが可能なのだ。 ということで、少しでも「VAPEトリック」に興味を持ったら、まずは動画共有サイトで「Vape」「Trick」などのワードを検索してみよう。おそらくストリート系の男の子やセクシーな女の子たちが、派手なクラブミュージックに合わせてVapeトリックをメイクする動画が大量にヒットするはず。VAPEトリックは全世界でブレイク中なのだ。 大量の煙を一気に吐き出す、輪っかを作る、口から出した煙を鼻で吸い込むといったベーシックなトリックはもちろんだが、中でもシャボン玉を使ったトリックや、一度吐いた煙をかき回して竜巻を作るなど、ヒネりの利いたトリックは一見の価値ありだ。

しかし、最も目を引くのは大量の煙を安定して供給出来るVAPEの特性を生かして、複数のトリックを連続でメイクするVAPEマスターたちだろう。彼らは、さながらスケーターやBMXライダーといったところ。遊びと呼ぶにはあまりに高度なテクニックを獲得しているのである。

味や香りを楽しむだけでなく、煙を使って楽しむこともできるVAPE。まずはシンプルなトリックをいくつかマスターし、その組み合わせで自分なりのルーティーンを作ってみても楽しいだろう。VAPEの煙は基本的に無害で匂いも弱いので、相手を選ばずにトリックを披露できるのも大きなポイント。マスターしたトリックを、気になるあの人の前でメイクしてみてはいかがだろう？