ショップで様々なリキッドをテイスティングして好みのフレーバーを見つける…。リキッド選びはVAPEユーザーの大きな楽しみのひとつだが、その成分の詳細まで把握しているビギナーは多くないだろう。

リキッドの基本となるPG・VG・PEGの3分類については、こちら（http://www.ohtabooks.com/vape/entry/11902/）で解説したとおりだ。中でも、VG（植物性グリセリン）が最も人体に無害とされているのだが、100％植物性！ と自信を持って勧められるオーガニックリキッドは、実はそれほど多くない。

しかし、最近ではVAPEを楽しむならばなるべく添加物に頼らず、純粋なフレーバーを味わいたいというユーザーも増えてきている。そんな健康志向の需要に応えてくれるのが、アメリカ発のリキッドブランド＜Pure Organic Vapors＞だ。

同ブランドが販売しているのは「100％外気が入り込まないクリーンルームでの製造、検査機械による品質最終チェック」を謳う、米国農務省の認定を受けたリキッド。文字どおり100％植物性グリセリンのみを使用し、取得するのが難しいと言われている米政府機関発行の“USDAマーク”を取得している。

そんな＜Pure Organic Vapors＞の数あるフレーバーの中から今回試してみたのは、もっともフルーツ感が味わえそうなマンゴーミスティークだ。

VGの割合が多いリキッドは粘性が高いのが特徴だが、こちらは100％VGだけあってかなりのトロトロ具合。蓋を開けた瞬間にマンゴーの甘い香りが漂い、まるでマンゴーの缶詰でも開封したかのような気分になる。

肝心の味の方も、マンゴー特有の甘味をかなり再現している。とはいえ、あのねっとりとまとわりつくような甘味ではなくスッキリとした風味でしつこい後味がないので、すぐに何度も吸いたくなる中毒性がある。もちろんVAPOR(水蒸気)の匂いにもケミカル感は無く、部屋がモクモクになっても不快感はゼロだ。

健康面だけでなく、素材の味をしっかり味わいたいユーザーには絶対にオススメしたいリキッドだが、少々お値段が張るので、ここぞというとき（？）に楽しむために、ひとつ購入してみてはいかがだろう。