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【ライブレポ】@onefiveの未来は可能性に溢れている

#onefive
【ライブレポ】@onefiveの未来は可能性に溢れている
  • Dec 24, 2020
現在、絶賛アーカイブ映像配信中の
「@onefive オンラインライブ -Blue Winter 2020-」。
はたして、このライブで@onefiveは
なにに挑戦し
なにを成し遂げたのだろうか。
@onefiveが持つ大きな可能性とは……?

2020年7月19日におこなわれた「まだ見ぬ世界」リリース記念イベントから5ヶ月ぶりとなった@onefiveのライブ「@onefive オンラインライブ -Blue Winter 2020-」は前回に続き、オンライン配信のみとなったが、今回はオンライン配信ライブならではなカメラワークや演出に溢れた、これからの@onefiveの未来を予感させるものとなった。


「@onefive オンラインライブ -Blue Winter 2020-」より

12月22日。19時30分にライブはデビューシングルである『Pinky Promise』から幕をあける。5ヶ月ぶりである一方、わずか5ヶ月しか経ってないと思えないほど成長を遂げた姿がそこにはあった。

しなやかでありつつもメリハリが効いたダンスは4人全員が揃うと一気に華やかになり、ステージ上面からの映像は、そのフォーメーションやバランスの良さを際立たせる。ダンスや歌の成長は目を見張るものがあったが、今回注目すべきは等身大でありつつも、少し背伸びしていた歌詞が、身についたように思えるところだ。それは彼女たちが実際に年月を重ねているだけでなく、このコロナ禍の中でもステージやレコーディング、そして多くのブランドの着用モデルとして活動する中で精神的にも成長していることもあるだろう。

その輪郭は、続く『』で明確になってくる。ただキレイなだけでなく、カッコいいだけでない、もはや彼女たちしかできない空気を生み出し始めていたのだ。事前に映像として発表されていた“インストのみに合わせたダンス”とは違った表情を見せるステージング。それは歌や歌詞に気持ちがのっているからこそできた表情であり、今回のライブは本当に彼女たちだからこそ出来たエンターテイメント、クリエイティブに溢れたものになっていたと思う。


「@onefive オンラインライブ -Blue Winter 2020-」より

ほかにも、初のアンサンブルとなった『メリクリ』では@onefiveのメンバーがとても大事に、そしてその挑戦を楽しんでいた姿が印象的であったし、SOYOのピアノにソロやデュオなど4人であることに対して新たなアプローチをおこなったのも重要なポイントだろう。そういった中でも、衣装に白いマフラーや帽子などワンポイントを入れるといった@onefiveらしい演出を忘れないのはさすがだ。違う個性をそれぞれが認め合う@onefiveだからこそできるアンサンブル。終わったあとの「緊張が解けた〜!」という感じも微笑ましく、いまこのときしか見られない貴重な映像と楽曲となった。


「@onefive オンラインライブ -Blue Winter 2020-」より

@onefiveの最大の魅力は4人それぞれが違う個性を持っているのに、4人が集まるとその個性がバランスになることだ。言葉にすると矛盾するかのような出来事が、ステージで起こる。それは全編ダンスで楽曲を表現する『Snow White Castle』で一気に昇華されたと言っていい。オンライン配信ライブだからこその会場全体を使った映像と演出の数々。ワンカットで続く表情やダンス、その動きひとつひとつに物語を感じさせるもので、歌って踊るだけではない@onefiveがもつ可能性を最大限に感じさせるものだった。これは、ぜひ実際にその目でアーカイブ映像を見て確かめてほしい。いまだからできる新しいエンターテインメント、新しい可能性の発露が見てとれるに違いない。

弊誌が創刊号で取材したときの最新曲は『まだ見ぬ世界』だった。弊誌のインタビューからでもわかる通り、彼女たちはこれからはじまる「まだ見ぬ世界」への期待と不安、わずかに残る子供らしさと少しの背伸びが入り混じったような雰囲気をまとっていた。だが、この日の最後に披露した『まだ見ぬ世界』は、もはやアンセムのような力強さと彼女たちがこの楽曲をライブとして楽しんでいる姿が印象的だった。見ているこっちも思わず笑顔になるほどだ。

今回、MC中にSOYOが一言「またひとつ強くなった」と言った。これは思わず言ってしまった本音なのだろう。それだけ様々な挑戦が実った新境地のライブであったに違いない。

2回目にして、@onefiveの4人がもつ優しさや真面目さ、ひたむきさ。そしてステージをどう楽しんで表現するのかという飽くなき挑戦の手始めとなったライブであったのは間違いない。2021年、@onefiveが見せてくれる「まだ見ぬ世界」を楽しみに待ちたい。


「@onefive オンラインライブ -Blue Winter 2020-」より

いま大注目のユニット、@onefiveの最新ライブは
12月25日の23時59分までアーカイブ配信されています。
楽しさとエンターテイメントに溢れたステージを
ぜひご堪能ください!
▼詳細はこちらです!
@onefive on Google 「@onefiveオンラインライブ -Blue Winter 2020-」
『ite 2020ss』
『ite 2020ss』
搬入発売日: Jun 25, 2020
ISBN: 9784778317003
仕様: A4サイズ、フルカラー、80ページ
価格: 1,320円(本体1,200円+税)