文芸書
ほんたにちゃん
価格 |
1,430円 |
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判型 |
四六 |
ページ数 |
144ページ |
ISBNコード |
9784778311162 |
2008.3.19 |
編集部より
「これって本谷有希子の自伝?」と話題騒然。執筆当時、19歳。本谷有希子の本当の原点、幻の処女小説。
書籍の説明
90年代。東京。クリエイターになりたくて上京し、写真専門学校に入学したほんたにちゃんは、生まれた時点ですでに手遅れ、自分の感性をうまく周囲にアピールすることができず、痛い勘違いを繰り返しながら、ジタバタと脳内で悶絶する毎日を送っていた。そんなある日、飲み会で出会ったカリスマ・アーティストに、作品のモデルになってほしいと頼まれたが―――それが死闘の幕開けだった!
雑誌『hon-nin』連載時から、「これって本谷有希子の自伝?」と話題騒然。
執筆当時、19歳。本谷有希子の本当の原点、幻の処女小説いよいよ登場!!
著者プロフィール
高校卒業後上京し、演劇学校において松尾スズキ氏のクラスに入学。その後、大人計画『ふくすけ』、宮沢章夫監修『alt.4』、ヴィレッヂプロデュース『1989』に出演。庵野秀明監督のアニメ『彼氏彼女の事情』に声優として、OAV『フリクリ』にエンディングモデルとして参加する。
2000年9月「劇団、本谷有希子」を旗揚げ。主宰として作・演出を手掛ける。2006年に上演した『遭遇、』で第十回鶴屋南北戯曲賞を最年少で受賞。
また小説家としても精力的に活動を行い、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(講談社文庫)は三島由紀夫賞候補になり、佐藤江梨子主演で映画化。『生きてるだけで、愛。』(新潮社)は芥川賞候補にノミネート。近著は『乱暴と待機』(メディアファクトリー)。