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ノンフィクション・人文
価格 |
1,320円 |
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判型 |
四六判 |
ページ数 |
208ページ |
ISBNコード |
9784778312763 |
2011.9.9 |
編集部より
今、わたしたちの胸を打つ。ガンディー、珠玉の言葉集です。
書籍の説明
ガンディーには、今の世の中が見えていたのか?
――不屈の精神と、非暴力という知略でインドを独立に導いたマハトマ・ガンディー。
実はガンディーには、困難にある人を言葉の力で鼓舞する、したたかな"言葉の人"としての顔、
さらに、人間性のない科学や利益第一の暮らしに異議を唱えた、近代文明のラディカルな批判者としての顔があった。
その言葉は、まるで今の日本の状況を予見していたかごとく、力強く、奥深く、私たちの胸に迫ってくる。
今こそ、半世紀の時を超えて語りかける導きの言葉に、耳を澄まそう。
ガンディーが残した珠玉の言葉、170編。
本書より
「自然はときに残酷な暴力となって、人々に降りかかる。
けれどもあらゆる出来事には意味があると考えるなら、
わたしたちは自然の猛威さえからも、目をそらさずに何かを学び、
救いの道を探るべきではないだろうか。」
「人間が行うことで完全なものなどない。
機械が人間のコントロールからはずれ、暴走したとしたら、
いったい誰にそれが止められるのか。」
「運命はわたしたちがつくるものである。
いまからでも遅くない。
いまをどう生きるかで、未来が決まる。」
著者プロフィール
1869年、英国植民地時代のインド、現代のグジャラート州ポールバンダルで官吏の息子として生まれる。本名モーハンダース・カラムチャンド・ガンディー。英国に留学したのち、弁護士となる。93年南アフリカに渡り、現地でインド人労働者に対する差別虐待に抗議して平等権獲得闘争を指導。1915年、インドに帰国。第一次世界大戦後、英国の弾圧が始まると、国民会議派の指導者となり、非暴力・非協力による抵抗運動を開始。たびたび逮捕・投獄されながらも、47年にインド独立を果たす。翌48年、ニューデリーで狂信的ヒンドゥー教徒に暗殺され、その死後、インド建国の父として、マハトマ(大いなる魂)の尊称で呼ばれる。近年、独立闘争の指導者としての政治的ガンディーではなく、近代文明に対する鋭い批判者としての存在が、インドの若い世代の間で再評価されている。