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ノンフィクション・人文
生活クラブという生き方――社会運動を事業にする思想
価格 |
1,760円 |
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判型 |
四六版上製 |
ページ数 |
231ページ |
ISBNコード |
9784778312794 |
2012.4.6 |
書籍の説明
・創立者が語り下ろす、生活クラブを貫き流れる原動力
それは21世紀の社会運動への遺産です
1965年、東京の片隅で、牛乳の共同購入運動が始まった。著者を中心とする数名の若者たちの試みだった。1968年、牛乳の共同購入運動は、生活クラブ生協へと発展した。やがて、女性たちの社会参加のエネルギーを背景に、生活クラブは全国に波及し、今や、34万人の大組織へと成長を遂げた。
生活クラブの創立者である著者が、重層的な社会運動として生活クラブを構想した軌跡を、余すところなく語り下ろす。ここにこそ、日本における市民社会の成熟の証がある。
様々な社会運動、女性運動、生協運動の関係者だけではなく、混迷する日本社会の現在とより人間的な未来に関心を持つ人々にとって必読の一冊。
〈目次〉 第一章 徒手空拳の出発
第二章 生活クラブの四つの新機軸
第三章 代理人運動と政権交代
第四章 「活動家は三パーセント」論
第五章 四〇年の陣地戦を支えた力
第六章 指導者の条件
第七章 地域コミュニティの再生とは
「解題」として、加藤好一生活クラブ生協連合会会長による
「若き岩根邦雄と生活クラブの〈夢の時代〉」を付す。