サブカルチャー
マンガと音楽の甘い関係
価格 |
1,408円 |
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判型 |
四六判 |
ページ数 |
272ページ |
ISBNコード |
9784778313524 |
2013.1.8 |
書籍の説明
★『ガラスの仮面』の姫川亜弓は、どうしていつも〈トロイメライ〉を聴くのか?
『ベルサイユのばら』の男装の麗人オスカルが好きなモーツァルトを、マリー・アントワネットが聴かないのはなぜ?
『SLAM DUNK』の流川楓のウォークマンの中身は何?
――答えはすべてこの中にあります。
★マンガと音楽をめぐる愛いっぱいのミステリーエッセイ!
音楽を奏でる王子様たち、優等生と不良が好む音楽の違い、恋人や友人と音楽をわかちあう名シーン、
画面に散りばめられた音符の装飾、ロマンチックな音楽用語のタイトル、
声に出して読みたくなる魅惑のルビ文化、作品から流れ出すBGM……
名作マンガに登場するさまざまな「音楽」描写の魅力を語り、真意を読み解きく刺激的なエッセイ集!
★勝田文、雲田はるこ、水城せとな、ヤマシタトモコ
豪華ロングインタビュー収録!
目次
序章 あらゆるマンガ家は音楽の状態に憧れる
――目に見えない音楽を、あえて描く3つの理由
第1章 ピアノの王子様
――音楽を奏でること、キャラクターをあらわす音楽
第2章 音楽と恋とチーム男子
――音楽を聴くこと、関係性をつなぐ音楽
第3章 アコガレ遺伝子
――装飾的音楽描写と、小道具としての音楽
第4章 乙女心のインテリ欲
――「言葉」のフェティシズムと、舞台音楽
第5章 音楽(テンション)を描くひと
――BGM、サントラ、リリック、リフレイン
第6章 音楽の神が支配する
――音楽をビジュアルで表現するということ
著者プロフィール
高野麻衣(たかの・まい)
文筆業。上智大学文学部史学科卒。音楽雑誌の編集部を経てフリー。雑誌等への執筆や講演のほか、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭など各種イベントに携わる。マンガや宝塚歌劇にも関心が深く、カルチャー誌などでも活躍中。著書に『乙女のクラシック』(新人物往来社)、『フランス的クラシック生活』(ルネ・マルタンと共著、PHP新書)。
ブログ「乙女のクラシック」 http://d.hatena.ne.jp/otome_classic/
ブログ「花園magazine」 http://hanazonomagazine.wordpress.com/