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ノンフィクション・人文
日本と中国、「脱近代」の誘惑──アジア的なものを再考する
価格 |
2,420円 |
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判型 |
B6判変型 |
ページ数 |
360ページ |
ISBNコード |
9784778314767 |
2015.6.6 |
書籍の説明
日中の安全保障上の緊張と、いま復活しつつある脱近代の思想「アジア主義」は無縁でない!
グローバル資本主義にかえて「脱近代による救済」を訴え、「八紘一宇」や「帝国の復権」が露出する時代に、社会の息苦しさの原因を「外部」に求めない思想と行動の探究。
現代中国経済研究の俊英が、日中・東アジアの現在と未来を語った渾身の論考。
「現在の東アジア情勢において、近代的な価値観の多元性を前提とした問題解決を図ることこそ最重要の課題。しかし、これまで日本が取ってきた「一国近代主義」の限界が次第に露呈しつつあるのと共に、領土問題をはじめとした問題の解決が思うように図れず、一種の膠着状態に陥っているように思います。」(本文より)
★続々メディアで紹介されています★
【書評】山下ゆ様 - 西東京日記 IN はてな
http://d.hatena.ne.jp/morningrain/20150708
【著者インタビュー】SYNODOS -シノドス-
http://synodos.jp/newbook/14800
目次
序論 「近代」の限界と暴力にどう向き合うか
第一章 烏坎村と重慶のあいだ──「一般意志」と公共性をめぐる考察
第二章 左派と右派のあいだ──毛沢東はなぜ死な(ね)ないのか
第三章 「国家」と「民間」のあいだ──国家資本主義・格差・イノベーション
第四章 日本と中国のあいだ──「近代性」をめぐる考察
あとがき
参考文献
メディア掲載情報
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- 2015.09.07 『日本と中国、「脱近代」の誘惑──アジア的なものを再考する』
- 新聞 公明新聞 - 書評(西川潤(早稲田大学名誉教授))
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国家中心から人間中心へ
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- 2015.08.14 『日本と中国、「脱近代」の誘惑──アジア的なものを再考する』
- Web シノドス/詳細リンク - インタビュー(島田昌樹(聞き手・構成))
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なぜ私たちには中国が「脅威」にみえるのか
『日本と中国、「脱近代」の誘惑』著者、梶谷懐氏インタビュー
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- 2015.07.08 『日本と中国、「脱近代」の誘惑──アジア的なものを再考する』
- Web 西東京日記 IN はてな/詳細リンク - 書評(morningrain)
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書評
著者プロフィール
梶谷 懐(かじたに・かい)
1970年、大阪府生まれ。神戸大学経済学部教授。神戸大学大学院経済学研究科博士課程修了。専門は現代中国経済論。
著書に、単著として『現代中国の財政金融システム——グローバル化と中央‑地方関係の経済学』(名古屋大学出版会、2011年)、『「壁と卵」の現代中国論——リスク社会化する超大国とどう向き合うか』(人文書院、2011年)、共著として『超大国・中国のゆくえ4 経済大国化の軋みとインパクト』(丸川知雄との共著、東京大学出版会、2015年)などがある。
ウェブサイト: http://www.econ.kobe-u.ac.jp/~kajitani/
ブログ: http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/