atプラス(あっとぷらす)
可能なる革命
価格 |
2,530円 |
---|---|
判型 |
四六判変型 |
ページ数 |
432ページ |
ISBNコード |
9784778315344 |
2016.9.21 |
書籍の説明
「〈革命〉とは、このように、不可能だったことを可能にするような変化を、社会運動によってもたらすことを指す。」
私たちは、資本主義の本質的な限界を予感しているのに、その外についての想像力をもてずにいる。しかし、若者の幸福度調査、投票行動、デモへの参加などに読み取れるものは何か。『テルマエ・ロマエ』『桐島、部活やめるってよ』『半沢直樹』『あまちゃん』、そして『バートルビー』が示唆するものは何か。
無意識のうちに変化を、しかも劇的な変化を(その意味で革命を)私たちは求めている。であれば、私たちは、ユートピア(資本のネットワークをこえる普遍的な連帯)を構想できなくてはならない。
社会の夢読みとして、変化・解放・革命の可能性の根を探る14編の論考。多岐にわたる自身の探究の連関と展望を語る終章「革命を待つ動物たち」など、『atプラス』連載に20,000字の書き下ろしを加えた。
私たちは、資本主義の本質的な限界を予感しているのに、その外についての想像力をもてずにいる。しかし、若者の幸福度調査、投票行動、デモへの参加などに読み取れるものは何か。『テルマエ・ロマエ』『桐島、部活やめるってよ』『半沢直樹』『あまちゃん』、そして『バートルビー』が示唆するものは何か。
無意識のうちに変化を、しかも劇的な変化を(その意味で革命を)私たちは求めている。であれば、私たちは、ユートピア(資本のネットワークをこえる普遍的な連帯)を構想できなくてはならない。
社会の夢読みとして、変化・解放・革命の可能性の根を探る14編の論考。多岐にわたる自身の探究の連関と展望を語る終章「革命を待つ動物たち」など、『atプラス』連載に20,000字の書き下ろしを加えた。
目次
まえがき
Ⅰ
序章 改革? 維新? いやそうではなくて…
Ⅱ
第1章 「幸福だ」と答える若者たちの時代
第2章 若者の態度の二種類のねじれ
第3章 オタクは革命の主体になりうるか
第4章 倫理的/政治的行為の二つのチャンネル
第5章 高まりゆく楽観主義の背後に
第6章 未来からパクる
第7章 〈未来への応答〉
第8章 (不)可能性の過剰
第9章 新しい〈地元〉
第10章 Another World is Possible
第11章 相対主義を超えて
第12章 「呼びかけ」と〈呼びかけ〉
Ⅲ
終章 革命を待つ動物たち
Ⅰ
序章 改革? 維新? いやそうではなくて…
Ⅱ
第1章 「幸福だ」と答える若者たちの時代
第2章 若者の態度の二種類のねじれ
第3章 オタクは革命の主体になりうるか
第4章 倫理的/政治的行為の二つのチャンネル
第5章 高まりゆく楽観主義の背後に
第6章 未来からパクる
第7章 〈未来への応答〉
第8章 (不)可能性の過剰
第9章 新しい〈地元〉
第10章 Another World is Possible
第11章 相対主義を超えて
第12章 「呼びかけ」と〈呼びかけ〉
Ⅲ
終章 革命を待つ動物たち
メディア掲載情報
著者プロフィール
1958年長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を歴任。思想誌『THINKING「O」』(左右社)主宰。おもな著書に『行為の代数学』(青土社)、『虚構の時代の果て』(筑摩書房)、『ナショナリズムの由来』(講談社、毎日出版文化賞)、『不可能性の時代』(岩波新書)、『〈自由〉の条件』(講談社)、『社会は絶えず夢を見ている』(朝日出版社)、『〈世界史〉の哲学』(講談社)、『夢よりも深い覚醒へ』(岩波新書)、『自由という牢獄』(岩波書店、河合隼雄学芸賞)他多数。真木悠介(見田宗介)との共著に『二千年紀の社会と思想』(太田出版)、『現代社会の存立構造/現代社会の存立構造を読む』(朝日出版社)がある。