文芸書
ブスの本懐
価格 |
1,100円 |
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ISBNコード |
9784778315474 |
2016.11.16 |
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電子版発売 |
2017.1.16- |
書籍の説明
「ブス」は個性なのか? 個性的な顔が「ブス」なのか?
そんな言われて嬉しくない言葉に正面から向き合い、
毒を以って毒を制す華麗なる「ブス使い」、
それが「ブスに厳しいブス」ことカレー沢薫。
漫画のみならず、鋭い切り口でコラムも大人気のカレー沢薫による
渾身のブスコラムをここに解き放つ!!
分け入っても分け入ってもブスの山。
ブスを見つめる先には見えるものは何か?
<目次>
「美人は3日で飽きるがブスは3日で慣れる」
はブスが考えた言葉
諦めていないブスにとって、
4月はまたとないビッグチャンス
ブスはブスであること以外、何も続かない
「ブスだけどモテる」と言われている女は
5億%ブスではない
ワーキングブスの顔には
「女の武器無使用」と書いてある
ウィキペディアにも載ってない
「選ばれしドブス様」にふさわしい女子力
ブスは恋をすることにより、
余計「動かざること山の如し」と化す(面構えも武田信玄)
イケてないブスにとってクラスの男子は
近くにあって最も遠い存在。まだ二次元の方が近い
すっぴんで口ひげが生えている女は春の到来を告げるブス
「職業=ブス」は「職業=SASUKE」ぐらいカッコいい
遊びでブスをやっている女はいない。
100%真面目にブスなのだ
セックスに全く縁のなかったブスが一気にヤリマン、
ヤリブスになってしまうことも珍しくはない
ブスにはブスの戦いがあり、脳内でマウンティングする
傘をささない女=「努力できないブス率」が、かなり高い
ブスが「宝塚歌劇団 ブスの25箇条」を読んでみた
「男受け重視」の女は古く言えば「ぶりっ子」、
新しく言えば「賢いヤリマン」
デブが道に転がっていても
ぽっちゃり好きが拾ってくれることはない
ブスの上に面倒くさがり、
そして見た目に気を遣う女をバカにする「ブスの三冠王」
ブスハラは「我こそブスである」という説明から
始めなければいけない
量産型ブスは『小悪魔DOBUSU』を
参考にしているわけではない
腹にダイナマイトだけ巻いて突っ込んでくるブスに
勝てると思ったら大間違いだ
珍妙な格好の個性派ブスは、
服の方がドブス様の顔の個性に負けている
ブスの勝負化粧は「やりすぎ」。塗れば塗るほど、
盛れば盛るほどに顔面をじゃれ殺す
「女のカワイイ」は突発的感情発露などではなく、
そこには千の打算が潜んでいる
ブスの頭に載っているのは「クソ」という名の王冠だ
ボタニカルブスは「パッとしない自分を変えたい
女のために作られた新スタイル」
何を求めるかは人それぞれ、
大半は意味とか考えずにやっているだろう(セックス特集・その1)
「最近の男ってマジ草食系~」と言ってる女は、
ほぼブス(セックス特集・その2)
「セックスってアレコレ考えながらやるもんだっけ?」
と逆に気が散る(セックス特集・最終回)
「自称サバサバブス」は、
男たちに気を使われていることに気づいていない
無頓着ブスは日光と戦わぬ非暴力服従主義、
殴られるがままのガンジー
故郷の村は焼いたブスもいるかもしれないが、
大体、親がいて故郷がある
パンクロックとブスは親和性が高く、
見た目的にもマッドがマックス
デブは人に夢と希望を与え、
身も引く奥ゆかしさを持った抱きたい言葉ナンバーワン
「金と労力をかけた結果ブス」という
発射失敗ロケットみたいなブス
「あたし、あのドブスさんとパイプあるから」
と言いたくてしょうがない、意識高い系ブス
「自撮りブスしぐさ」を極めて、
そんじょそこらのブスどもに差をつける
ブスは続く、どこまでも
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著者プロフィール
1982年生まれ。OL兼漫画家・コラムニスト。
2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビュー。
自身2作目となる『アンモラル・カスタマイズZ』(太田出版)は、
第17回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品になぜか選出され、
担当編集ならびに読者が騒然となった。その後も多くの連載を抱え、
日々、Twitterでのエゴサーチと読者交流を欠かさない。
文庫化もされた初のコラム集『負ける技術』(講談社)が続々重版中。