文芸書
80's エイティーズ ある80年代の物語
価格 |
1,760円 |
---|---|
判型 |
四六判 |
ページ数 |
280ページ |
ISBNコード |
9784778316143 |
2018.1.19 |
|
電子版発売 |
2018.1.20- |
書籍の説明
1959年生まれ。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)や『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)などのベストセラーで知られる著者だが、若い頃、何をやっていたのかはいままでほとんど語られていない。
本書は、著者が1980年代はじめ、「この世界の真実は社会の底辺にある」と思っていた大学時代から、阪神大震災、オウム地下鉄サリン事件のある1995年までをまとめた自伝的回想録的な物語である。マクドナルドの清掃バイトから最底辺のマスコミへ、やがてジャーナリズムのまっただ中に至った著者。バブルがはじまり無残に崩壊するまで、何を体験し、何を感じ、何を考えたのか。自ら投企したことと、バブルに翻弄されたさまざまな人物の群像とその行方。「億万長者」になる方法を語る作家になる前の、長い長い‶80年代"の青春とは?
日本がいちばんきらきらしていたあの時代、
ぼくは、ひたすら地に足をつけたいと願った。
その後ぼくは、「世の中の仕組みはどうなっているのか」とか、「どうやったらもうちょっとうまく生きられるようになるか」というような本を何冊か書くが、そのとき気づいたことを最初から知っていればまったくちがった人生になったと思う。でもそれは、ものすごくつまらない人生だったかもしれない。(「あとがき」より)
【書店員様へ】
80年代。ベストセラー作家になる前の橘玲は、いったい何をしていたのか。
— 太田出版 PR (@OHTABOOKS_PR) 2018年3月15日
新刊『80's ある80年代の物語』のパネルを置いていただける書店様を募集中です。ディズニー開園など、年表を見ていると懐かしくなりますね。
弊社営業部までお問い合わせ下さい。https://t.co/wnZR1cxn9N #橘玲 #80年代 pic.twitter.com/MzGmlGcr8T
【電子書籍について】
弊社・太田出版から発売される電子書籍のリリース情報&フェア情報は、電子書籍専門サイトHongram[ホングラム]でチェックできます。
目次
Prologue No Woman, No Cry
1978-1981 雨あがりの夜空に
ほとんどの場合、大人のいうことは正しい
君自身が君をしばりつけている権力なんだ
君がなんにもできないことくらい、みんなわかってるんだからさ
1982 ブルージンズメモリー
「これじゃヤバイ」とはじめて思った
権力がどんなものか、ほんのすこしだけ理解した
仕事に必要なことは、すべて印刷所の営業のひとが教えてくれた
ジャイアント馬場 哀愁の土曜五時三〇分
やっぱりカネだろ、世の中は
ひとは、唇をほんのすこし歪めるだけで、こころが砕け散るような絶望を表わすことができる
1983 見つめていたい
ギャラ、もうひとつゼロを増やしてもよかったかもね
雑誌づくりなんて気合なんだよ
黒人の彼ス・テ・キ
これからどうなるの?
社会のルールを踏みにじるのはいつだってぞくぞくする
君たちの雑誌、もうつくらなくていいよ
みんな生身の肉体と欲望をもっているんだよ
1984 雨音はショパンの調べ
バブルの足音が近づいてきていた
サラリーマンの人生を外国人に紹介する
東京の街がいちばん輝いて見えた
精神病患者の座談会
友だちを失い、ぼくはほんのすこし「大人」になった
1985-1995 DEPARTURES
出版差し止め仮処分事件
「士農工商」はなぜ差別語になるのか?
「糾弾」の日
旅はいつかは終わり、戻るべき家はない
サティアンの奇妙な一日
誤報とバッシング
1995-2008 マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン
ひとはけっきょく同じことを繰り返しているだけではないのか
さくら銀行を「恐喝」した村田社長
夢は人生を蝕んでもいく
Epilogue Redemption Song
あとがき
販促物・ダウンロード
右クリック等でお使いの端末に保存してご活用ください。
-
- ◆橘玲『80's』年表パネル(A4サイズ推奨)
-
画像をダウンロード
メディア掲載情報
-
- 2018.05.31 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- Web 日刊大衆/詳細リンク - インタビュー(鈴木隆祐)
-
オウム事件とウインドウズ95が時代の転換点だった『80’s』を作家・橘玲が語る
-
- 2018.05.28 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- Web honto ブックツリー/詳細リンク - 本の紹介(本橋信宏)
-
食と性。文学と音楽。ごった煮の東京を知る最良の5冊
-
- 2018.05.24 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- Web 東洋経済ONLINE/詳細リンク - コラム(中島 晴矢)
-
日本人を不幸にする「会社員至上」の生き方
-
- 2018.05.23 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- Web 東洋経済ONLINE/詳細リンク - コラム
-
地方出身者が作った80年代のキラキラ日本
橘玲×湯山玲子「95年が時代の区切りだった」
-
- 2018.05.22 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- Web 東洋経済ONLINE/詳細リンク - コラム
-
80年代の学生が顧みる東京と地方の大きな差
橘玲×湯山玲子「体験できることが違った」
-
- 2018.05.15 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- 雑誌 双葉社「EX大衆」6月号/この掲載誌を購入 - 本の紹介
-
今話題の人に会いに行く
エキサイティングな人々第5回 作家橘玲
-
- 2018.03.13 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- 雑誌 週刊朝日3月23日号/この掲載誌を購入 - 書評(朝山実)
-
本書の書評が掲載されました。
-
- 2018.03.06 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- Web BOOKウォッチ「デイリーウォッチ」/詳細リンク - 書評(ブックウォッチ編集部 JW)
-
バブル、オウム事件......あの時代の熱い青春
-
- 2018.03.04 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- 新聞 産経新聞3月4日号/詳細リンク - 書評(旭利彦)
-
フリーライター旭利彦が読む『80’s ある80年代の物語』
橘玲著 駆け抜けた青春時代
-
- 2018.03.03 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- Web Yahoo!ニュース/詳細リンク - 書評(吉田豪)
-
橘玲が明かす「宝島30」編集長時代 あの銃撃騒動も
-
- 2018.02.24 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- 雑誌 日刊ゲンダイ2月24日号/詳細リンク - 書評
-
本書の書評が掲載されました。
-
- 2018.02.22 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- 雑誌 週刊新潮3月1日号/この掲載誌を購入 - 書評(吉田豪)
-
あの銃撃騒動も思い出す その時代の記憶と記録
-
- 2018.02.22 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- 雑誌 週刊文春3月1日号/この掲載誌を購入 - 本の紹介
-
文春図書館 青春の彷徨
-
- 2018.02.16 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- 新聞 神戸新聞2月16日号/詳細リンク - 書評(日野淳)
-
きらきらした時代の裏側で起こっていたこと
-
- 2018.01.29 『80's エイティーズ ある80年代の物語』
- 雑誌 週刊現代2月10日号/この掲載誌を購入 - 本の紹介(橘玲)
-
「わが人生最高の10冊」にて本書が紹介されました。
著者プロフィール
作家。1959年生まれ。2002年国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。2006年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補となる。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部を超えるベストセラー、『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(新潮新書)が47万部を超え新書大賞2017に。他に『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』、『(日本人)』(ともに幻冬舎)『「読まなくてもいい本」の読書案内』(筑摩書房)、『幸福の「資本」論』(ダイヤモンド社)など著書多数。