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彗星の孤独

価格

2,310円
(本体2,100円+税)

判型

四六判仮フランス装

ページ数

320ページ

ISBNコード

9784909048042

搬入年月日
[?]

2018.10.16
※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。

電子版発売

2022.2.28-

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書籍の説明

私も父も彗星だったのかもしれない。暗い宇宙の中、それぞれの軌道を旅する涙もろい存在。ふたつの軌道はぐるっと回って、最後の最後でようやく少しだけ交わった。そんな気がした。――「二つの彗星」

「遠くて遠い」父、娘たちのぬくもり、もう会えない人と風景。ひとりの人間として、母として、女として切実に生きる日常を、世界を、愛おしく、 時には怒りにも似た決意を持って綴る。闇から明かりさす世界に向かう、光のような言葉。

亡父・寺尾次郎(字幕翻訳家)について書き、大きな反響を呼んだ「二つの彗星」をはじめ、新聞、雑誌、ウェブ、これまで様々な媒体で書いた文章の他に、大幅に書き下ろしを追加。唯一無二の音楽家・文筆家による待望のエッセイ集。

発行:スタンド・ブックス
※スタンド・ブックス発行書籍に関して

【電子書籍について】
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目次

Ⅰ 
残照
愛し、日々
御身
風はびゅうびゅう
青い夜のさよなら
楕円の夢
たよりないもののために


あれが恋だったとは思わない
ある一日の話
カラスの話
ダンゴムシの話
ぶらぶらしているおじさんたちの話
インコの話
帰ったら犬がいた話
呵責
丼のあたたかさ


Zinesterの夜
FMヨコハマに行った日のこと
河童は死んでいない
原発と私
犀の角
せめて鳳仙花の種をもう一粒
「言葉以前」の人々のように


高知 心の調律師
長野 無言館
高知 ちょうちょう
東京 来てみりゃ八丈は情け島
沖縄 軍用地ローン
高知 カフェパウリスタ
パラオ ジャングルの防空壕
熊本 日本の中の異国
高知 批判された南米移住
富山 姥石探索
山形 ボインの神様
福島 フクロウ信仰
宮城 石神さま
広島 言葉はいらない
高知 戦中の上林暁
千葉 なんの場所かわからない場所
鳥取 私の神様
大阪 安藤さんの部屋
宮崎 戦争と銃剣道
高知 ネオニコチノイド
東京 野口英世の顔
兵庫 手におえないもの
埼玉 ビワと雀
長野 夭折者の音楽
福岡 先入観と現場
広島 原爆孤児を助けたヤクザ
岐阜 風の神様
北海道 旭川のパラオ
愛媛 主張と主張の間をぬう
高知 ハンガーとハレルヤ
宮城 芭蕉の見た燈籠
京都 密やかに学ぶ
沖縄 和して同ぜず
長野 程度の問題
千葉 変革は静かに進む
ひとりの祈り


二つの彗星 ーー父・寺尾次郎の死に寄せて

長いあとがき

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著者プロフィール

音楽家。文筆家。1981年11月7日東京生まれ。2007年ピアノ弾き語りによるアルバム『御身』が各方面で話題になり、坂本龍一や大貫妙子らから賛辞が寄せられる。ソロアルバム『愛し、日々』『御身』『風はびゅうびゅう』『愛の秘密』『残照』『青い夜のさよなら』『楕円の夢』『私の好きなわらべうた』『たよりないもののために』をリリース。並行して伊賀航、あだち麗三郎と結成したバンド「冬にわかれて」の始動、坂口恭平バンドにも参加。映画の主題歌提供、CM音楽制作やナレーション、エッセイやルポなど、活動は多岐にわたる。新聞、ウェブなどで連載を持ち、朝日新聞書評委員も務める。著書に『評伝 川島芳子』『愛し、日々』『原発労働者』『南洋と私』『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』、編著書に『音楽のまわり』がある。

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