現在のページ(パンくずリスト)
トップ > コミック > 書籍情報詳細

コミック

第七官界彷徨

価格

4,070円
(本体3,700円+税)

判型

A4判

ページ数

160ページ

ISBNコード

9784778322946

搬入年月日
[?]

2018.12.7
※各書店・ネット書店により、購入可能となる日は異なります。

編集部より

第1~2話をお試し読み公開中!

書籍の説明

「人間の第七官にひびくような詩」を書きたいと願っている赤いちぢれ毛の娘と、精神科医の長兄、肥料を研究している学生の次兄、音楽受験生の従兄弟の四人が、一つ屋根の下で暮らす生活。苔が恋愛をしたり、部屋にはこやしを調合して煮る臭いが漂ってきたり、名付けようのない感覚の世界――。時代を超えて常に新しい尾崎翠の代表作を、第三六回日本漫画家協会賞大賞&第一一回手塚治虫文化賞新生賞という奇跡のW受賞作家、のぞゑのぶひさが漫画として書き下ろした渾身の作!! 豪華装丁、オールカラー!!

「小説を未読の方にとっても、『いったい原作はどんな話なんだろう』と興味を引くつくりだし、小説のすごさを知っているものにとっても、『なるほどなあ』と納得したり、『おお、このシーンが視覚化されるとは』と喜んだりできて、大満足の作品だ。小説家と漫画家の幸福な出会いが、この一冊に詰まっている」と三浦しをんさん大絶賛。

解説:三浦しをん 人と作品:近藤裕子(東京女子大学准教授)


紹介動画

メディア掲載情報

≫メディア掲載情報の登録

著者プロフィール

尾崎翠(おさき・みどり)
一八九六年鳥取県生まれ。女学校時代に『文章世界』へ投稿を始める。故郷で代用教員となった後、上京。日本女子大学在学中、「無風帯から」を発表。同大学を中退後、文学に専念し、「アップルパイの午後」「第七官界彷徨」などを発表。一九三二年、病のため帰郷、その後創作の筆を絶つ。戦後は一時、行商をしていた。六九年、「第七官界彷徨」が再発見された後も執筆を固辞。七一年死去。

のぞゑのぶひさ
一九四九年佐賀県生まれ。京都や大阪で様々な職業を経験。現在は、栃木県那須町で晴耕雨読、描き下ろしの創作を続けている。昭和文学の金字塔とされる大西巨人『神聖喜劇』を漫画として描き下ろし、その全六巻(幻冬舎)で、第三六回日本漫画家協会賞大賞、第一一回手塚治虫文化賞新生賞を受賞した。著書に『敗戦悲劇』(太田出版)など。

〈カテゴリー〉

〈関連作品〉

〈関連ページ〉