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ノンフィクション・人文
はたちの時代 60年代と私
価格 |
2,860円 |
---|---|
判型 |
四六判 |
ページ数 |
448ページ |
ISBNコード |
9784778318697 |
2023.6.14 |
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電子版発売 |
2023.6.16- |
書籍の説明
22年ぶりに出所した、元日本赤軍闘士・重信房子。
「女性らしさ」から自分らしさへ、自ら綴った決定版・青春記。
こんな生き方は私の予定にはなかった。
だけど、仲間と共に在る。
22年の獄中生活を終えて出所し、出版のためにこの文章を読み直してみると、消したいエピソードも多々ありました。(中略)私は、どんなふうに戦い、どんな思いをもって力を尽くし、そして敗れたのか、当時の何万という「世の中を良くしたい」と願った変革者の一人として、当時の何万と居た友人たちへの報告として読んでもらえたら嬉しいです。
―――あとがきより
【電子書籍について】
弊社・太田出版から発売される電子書籍のリリース情報&フェア情報は、電子書籍専門サイトHongram[ホングラム]でチェックできます。
目次
第一部 はたちの時代
第一章 はたちの時代の前史
私のうまれてきた時代/就職するということ 一九六四年――一八歳/新入社員、大学をめざす
第二章 一九六五年 大学に入学した
一九六五年という時代の熱気/他人のための正義に共感/マロニエ通り
第三章 大学生活をたのしむ
創作活動の夢/弁論をやってみる/婚約/デモに行く/初めての学生大会/研連執行部として
第二部 明治大学学費値上げ反対闘争
第四章 学費値上げと学生たち
当時の牧歌的な学生運動/戦後民主主義を体現していた自治会運動/話し合いの「七・二協定」/田口富久治教授の嘲笑
第五章 自治会をめぐる攻防
スト権確立とバリケード――昼間部の闘い/Ⅱ部(夜間部)秋の闘いへ/多数派工作に奔走する/議事を進行する/日共執行部案否決 対案採択
第六章 大学当局との対決へ
バリケードの中の自治/大学当局との激論/学費値上げ正式決定/収拾のための裏面工作/対立から妥結への模索/最後の交渉と機動隊導入
第七章 不本意な幕切れを乗り越えて
覚書――二・二協定の真相/覚え書き(二・二協定)をめぐる学生たちの動き
第三部 実力闘争の時代
第八章 社学同参加と現代思想研究会――一九六七年
私が触れた学生運動の時代/全学連再建と明大「二・二協定」/明大学費闘争から再生へ
第九章 社学同への加盟
社学同加盟と現代思想研究会/現思研としての活動を始める/六七年春、福島県議選の応援/今も憲法を問う砂川闘争/あれこれの学内党派対立/駿河台の文化活動
第十章 激動の戦線
角材を先頭に突撃/一〇・八闘争の衝撃/三里塚闘争への参加/六八年 五月革命にふるえる/初めての神田カルチェラタン闘争――一九六八年六月/六八年国際反戦集会の感動
第四部 赤軍派の時代
第十一章 赤軍派への参加と「七・六事件」
激しかったあの時代/一九六九年の政治状況/四・二八沖縄闘争/赤軍フラクション参加への道/藤本さんが拉致された、不思議な事件/七月五日までのこと/六九年七月六日の事件/乱闘――七月六日の逆襲/過ちからの出発
第十二章 共産主義者同盟赤軍派結成
女で上等!/関西への退却/塩見さんらの拉致からの脱走/共産同赤軍派結
成へ
第十三章 赤軍派の登場と戦い
初の政治集会――世界革命戦争宣言/「大阪戦争」/「東京戦争」/弾圧の強化の中で/支えてくれた人々/前段階蜂起と組織再編/大敗北――大菩薩峠事件/初めての逮捕――党派をこえた女たちの連帯
第十四章 国際根拠地建設へ
前段階蜂起失敗のあと/よど号ハイジャック作戦/ハイジャック闘争と日本委員会/深まる弾圧――再逮捕/思索の中で
第五部 パレスチナ連帯と赤軍派との乖離(かいり)の中で
第十五章 パレスチナ連帯の夢
国際根拠地パレスチナへ/赤軍派指導部の崩壊/森恒夫さん指導下の赤軍派/パレスチナへの道
第十六章 パレスチナから見つめる
ベイルートについた私たち/統一赤軍結成/アラブの私たち――赤軍派との決別/新党結成の破産/ジャスミンの歩道で遠山さんを見た/連合赤軍の最後とアラブの私たち/新たな変革の道を求めて
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メディア掲載情報
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- 2023.11.25 『はたちの時代 60年代と私』
- 新聞 東京新聞 11/25付 - 書評(小林哲夫)
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本書の書評が掲載されました。
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- 2023.10.14 『はたちの時代 60年代と私』
- 新聞 東京新聞 14日付夕刊 - 本の紹介
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本書が紹介されました。
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- 2023.08.21 『はたちの時代 60年代と私』
- 雑誌 週刊ポスト 2023年 9/1 号/この掲載誌を購入 - 書評(大塚英志)
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「週刊ポスト」の書評にて本書が登場しました。
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- 2023.07.03 『はたちの時代 60年代と私』
- Web HONZ/詳細リンク - 本の紹介(古幡 瑞穂)
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本書が紹介されました。
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- 2023.07.17 『はたちの時代 60年代と私』
- Web 47ニュース/詳細リンク - 書評(江刺昭子)
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本書の書評が掲載されました。。
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- 2023.07.12 『はたちの時代 60年代と私』
- Web 日本海新聞/詳細リンク - 書評(江刺昭子)
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本書の書評が掲載されました。
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- 2023.07.11 『はたちの時代 60年代と私』
- 新聞 朝日新聞 2023年7月14日付/詳細リンク - インタビュー(森下香枝)
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著者のインタビュー記事が掲載されました。
著者プロフィール
重信房子(しげのぶ・ふさこ)
1945年9月東京・世田谷生まれ。65年明治大学Ⅱ部文学部入学、卒業後政経学部に学士入学。社会主義学生同盟に加盟し、共産同赤軍派の結成に参加。中央委員、国際部として活動し、71年2月に日本を出国。日本赤軍を結成してパレスチナ解放闘争に参加。2000年11月に逮捕、懲役20年の判決を受け、2022年に出所。近著に『戦士たちの記録』(幻冬舎)、『歌集 暁の星』(晧星社)など。