最注目監督たちが描いたファンタジー状態の日本
東京タワーに巻き付いたドラゴンを退治するために、地方都市の青年団メンバーたちが光の戦士として立ち上がる! という設定のわりにゆる~い会話劇が展開する『ドラゴン青年団』。地方都市の日常とファンタジーがつながるコメディの中に、現実の問題をさりげなく織り込んだ脚本を書き、初めてテレビ演出にも挑戦したのは、劇団「ヨーロッパ企画」の上田誠。同じく演出を担当した『ソラニン』の三木孝浩監督、『アフロ田中』の松居大悟監督を交え、作品のテーマや〝地方と東京"について語り合う。