108号紹介「片平里菜」 | クイック・ジャパン - QuickJapan

片平里菜

第二回 初シングル「夏の夜」に込めた想いを語る

「考えたり、悩んだり、落ち込んだりしないと、曲を書く気にならないと思う」

「1992年生まれの21歳」「福島県福島市出身、在住」。
シンガー・ソングライター＝片平里菜が語られるときに必ずついて回る年齢や故郷といったバイオグラフィーは、その楽曲を聴く上で、ある種の先入観になってしまっているだろうか。
いや、彼女の歌から伝わってくるのは、むしろ、若さ故の不安定な感情であれ、地方が抱える問題であれ、現状と対峙する覚悟のようなものだ。
それは、ファースト・シングルとなる「夏の夜」に収録された4曲にも、はっきりと表れている。
メジャー・デビューまでの道程を福島市で訊いた前号のインタビューに続いて、今号では、場所を渋谷に移し、片平里菜の音楽性に迫った。