クイック・ジャパン vol.108 のコンテンツ

108号紹介「マキシマム ザ ホルモン」

2013.6.03

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マキシマム ザ ホルモン

加減を知らない輩

音楽を取り巻く環境が激変しているこのご時世に、6年以上もアルバムを出してないのに、ますますその存在感が大きくなっているバンドがいる。
マキシマム ザ ホルモン。
青春パンク全盛だった00年代初頭のライブハウスシーンに現れ、その真逆の徹底的に下品な歌詞とラウドなサウンドと強烈なパフォーマンスでオーディエンスの心をつかんできたバンド。
1つの曲、1回の演奏、一夜だけの企画、1枚のTシャツ、1回のネット上の書き込み。そんな世に放つすべてのアクションに、ありったけの情熱と情報量とバカバカしさを注ぎ込み、その汗が飛び散る半径を広げてきたバンド。
日本中のロックフェスで圧倒的な動員力を誇りながら、頑として大きな会場でワンマンライブをやらないバンド。
チャート1位にだけはなりたくなかったのに、結局1位になってしまったバンド。「経済効率? マーケティング? なにそれ食えるの?」と言わんばかりに我が道を突き進む彼らにとって、最もかっこ悪いことは「中途半端」なことだ。
すべてに限界を超えた過剰な熱量を込めないと、自分たちが楽しめない。
自分たちが楽しみたいからこそ、すべてに限界を超えた過剰な熱量を込める。そんな極めて健全な極限への飽くなき欲求から、彼らの不健全で不道徳で不埒な表現は生まれている。
 
この夏、マキシマム ザ ホルモンは実に6年4ヵ月ぶりにニューアルバムをリリースする。
その衝撃に備える、全六二ページにわたる前代未聞のマキシマム ザ ホルモン徹底特集。
メンバー4人による爆笑のライブ史、マキシマムザ亮君独白による全盤解説から、過去のTシャツやツイートのガイドまで、何から何まで手を抜けない、加減知らずの4人が発しているメッセージはただ一つ。
 
脳汁出るまで人生楽しみたいなら、常に過剰であれ!
 
◆マキシマム ザ ホルモン 最新ライブレポート 
5.11 OZZFEST JAPAN 2013
 誰より過剰に燃え、その火を燃え移してゆく
◆マキシマム ザ ホルモン Live Photo 「究極の洗濯」
◆メンバー全員インタビュー
「これを超えたら誰か死ぬなって。死人が出るまで止まらない感じだった」
◆マキシマムザ亮君 全作品振り返りロングインタビュー
「結局、僕は友達が欲しいだけなのかもしれない」
◆殿堂入り20tweet マキシマムザ亮君セルフレビュー
◆ホルモンTシャツ製作裏話 マキシマムザ亮君×福島政和(ROLLING CRADLE代表)
「最初はダーツのデザインだったのに、ボーリングになったっていう」
◆新作アルバム超最速セルフレビュー!
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