クイック・ジャパンvol.115 のコンテンツ
115号紹介「これからの20年を切り拓く役者たちの素顔」
2014.8.05 | 2014.10.09 updated
これからの20年を切り拓く役者たちの素顔
時代の映し鏡として、人々の思いを背負う職業……俳優。誰しもが文字通り、命がけで生きている「今」という時に彼らは人々の望みを作品の上で体現する。そんな彼らの「素顔」はどんなものなのか? 彼らは生きることに対して何を想い、前に向かおうと進み続けるのか? それをこれからの時代を担う若手俳優たちに「実感」として聞いてみたかった。
この特集で取り上げた、11人の役者たち一人ひとりに彼ら自身にゆかりの深いテーマや企画を提案し、いわば懐に入るような形で取材することでみえてきたのは、彼らは時に惑いながらも、自分自身が今いる場所である「役者」という現在地を引き受け、そこで何かをなそうと、ただひたすらに挑もうとしているという真摯な姿だった。
これからの20年は、決して明るくはないだろう。しかし、それでも必死にもがきながら「今」を生きる人々が、ここにいるということ。そして、これを読んでいる、あなたもまた次の20年を作っていく、一人だということ。そういった「希望」の欠片がある限り、歩みは止まらない。絶望や諦念の中にあっても、自分の持ち場にいて何かをなそうとする人々。そんな人たちによって、きっと未来は作られる。
◆小栗 旬×鈴木亮平
生きた目と情熱で、肩を組んで走る
◆野村周平
「代わり」と「変わり」の狭間で
◆池松壮亮
諦めの中でも祈り続ける、24歳の居場所
◆勝地 涼
要らないプライドを捨てる覚悟
◆淵上泰史
同郷出身・中上健次「はじまり」の街を歩く
◆瀬戸康史
築地市場でみせた、人見知りの奥に潜む「男気」
◆上遠野太洸
“禅"の境地でみた、迷いが確信に至るまでの軌跡
◆柳 俊太郎
占いからみる、コンプレックスと目指すべき未来
◆小林ユウキチ
憧れの落語家との対話からみえた、「自分」で表現する責任
◆前野朋哉
個性派俳優の個性派な“家族に乾杯! "
◆11人の役者から、読者プレゼント