クイック・ジャパンvol.120 のコンテンツ
120号紹介「cero」
2015.6.12 | 2015.7.22 updated
特集
cero
『Obscure Ride』と響きあうものたち
ceroのニュー・アルバム『Obscure Ride 』がついに発売された。前号のレコーディング・ルポの取材をした際にもその片鱗だけで戻ってこれなくなるぐらい引き込まれた、うっとりするようなサウンドと複雑なコンセプトは、当然、今まで以上に幅広いリスナーの心を捉えている。これを読んでいる人の中には、夢中で聴き込んでいる人も多いだろう。そこで本誌では、この、気持ち良く運転していたところ、ふと気付くと見たこともない場所に迷いこんでいるドライブのようなアルバムの、道先案内となる特集を用意した。まずは、文筆家としての評価も高まりつつあるヴォーカルの髙城晶平が、『Obscure Ride 』のテーマと響きあう、エッセイを執筆。続いて、その髙城と、彼が敬愛し、ceroの作品にも多大な影響を与えている演出家/パフォーマー・飴屋法水との対談を通して、アルバムの深層に迫る。また、メンバーの荒内佑と橋本翼、そして、関係者の証言から、ceroという緩いようでいて確固たる意思を持ったバンドの歴史と力学を考察する。─ 2号連続のcero 特集、その後編。たっぷりとお楽しみいただきたい。
◆cero 高城晶平 書き下ろしエッセイ「オー・シェナンドー」
◆対談 cero 高城晶平×飴屋法水 泣くこと、と、歌うこと
◆メンバー対談 荒内 佑×橋本 翼 ceroの「今」と「これから」
◆cero オーラル・ヒストリー ~関係者10人に聞いたceroの物語~