クイック・ジャパンvol.121 のコンテンツ
121号紹介「いがらしみきお」
2015.8.02 | 2015.8.12 updated
いがらしみきお
表現の行方を訪ねて
最新刊のタイトルは『誰でもないところからの眺め』。かつて、自選集(第5巻)に、『誰も見たことがない魚は誰も見たことがない魚だとは知らない誰かにもう見られているかもしれないだろう』と付けた人ならではのセンスである。いがらしみきお。今年60歳を数え、来年であの『ぼのぼの』は連載30年の節目となる。いわば漫画界の巨人。エクストリームな姿勢は1979年のデビュー以来、何ら変わらず。〝孤高を生きる人"を改めて、眺めてみた次第。