クイック・ジャパン vol.80 のコンテンツ
80号紹介「かげぼうし」
2008.12.16
「例えるなら矯正スクロールのファミコンみたいな感覚」と、vo.大塚勇里は言った。
戻りたいけど、戻れない。留まりたいけど、留まれない。時間はイヤでも進みながら、私たちに毎日朝を運んでくる。ケンカした日も失恋した日も二日酔いの日も不安な日も、朝はやってくる。
だったら、明日がいい日になったほうがいい。拳を握り締めて怒るより、拳を広げて未来を掴んだほうがいい。
そんな前向きな気持ちを3ピースのダイナミズムとロックの熱量、むせ返るような男臭さで放出し、熱い魂を音に凝縮するかげぼうし。10月8日にシングル「掌」でメジャーデビューする彼らを代表して、ボーカルの大塚勇里にバンドの原動力をたずねてみた。
(文・近藤チマメ)