クイック・ジャパン vol.80 のコンテンツ

80号紹介「中田ヤスタカ」

2008.12.17 | 2014.9.03 updated

80号紹介「中田ヤスタカ」

新しいものは、ある。

直接会った中田ヤスタカは、渋谷系のニュースターでも、ふたりのTKを受け継いで新しいアイドルを生み出すサウンド・プロデューサーでもなかった。つまり、「90年代の幻想」から完全に抜け出ていたのだ。
何よりも、彼は「新しいものなんてもうない」といったニヒリズムと全く無縁だった。
「新しいものはある」。

「ものがあふれているように見えて、なんでも選べるように見えても、結局本当に欲しいものはない」。
だから彼は自分で「作る」。
正真正銘、未来の「本物」と向かい合っている、という緊張感。
言葉の端々に、鍛え上げられた思考のあとが見えた――。(文・山下邦彦)

<中田ヤスタカ公式HP「contemode」>

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