クイック・ジャパン vol.89 のコンテンツ
89号紹介「大竹まこと」
2010.4.02
舞台の上に立ち続けること約40年、シティボーイズの要・大竹まことが、初めて映画監督をすることとなった。
まだ監督としての資質が未知数なのにもかかわらず不思議と期待を抱いてしまうのは、名監督が必ず持っている"剣呑さ"を大竹が備えているからに他ならない。
「監督なんてやりたくないんだ」と毒づきながら、「60年も生きてきたんだから、15分の作品ぐらい撮れるだろ」と一笑。
その言葉を信じるなら、大竹の人生を凝縮したもっとも危険なフィルムが誕生するかもしれない。
(文・鈴木 工)