クイック・ジャパン vol.90 のコンテンツ
90号紹介『ニュース速報は流れた』
2010.6.06 | 2014.10.08 updated
テレビドラマが忘れていた“想像力”への挑戦
CSでは初となる本格的なオリジナル連続ドラマとして話題になった『ニュース速報は流れた』。
報道センターという限られた場所で繰り広げられるノンストップサスペンスは、まるで海外ドラマのような緊張感で、次回の展開がまったく読めない。その面白さは口コミで広がり、ドラマがスタートしてから「フジテレビNEXT」の契約者数は、なんと倍に純増した。
すべてが大成功かと思われたが、クライマックスにあたる最終話を放送せず、その後日譚を複雑に編集して公開するという衝撃的なラストには視聴者からも賛否両論が飛び交っている。
どうしてこんな終わらせ方をしたのか? 問題提起? 壮大な実験? それとも......?
ドラマの鍵を握る君塚良一(脚本)、中江功(監督)、そしてキーマンを演じた成宮寛貴が「現場の真実」を語る。(文・小島和宏)