クイック・ジャパン vol.99 のコンテンツ
99号紹介「瞬火(陰陽座)」
2011.12.01
バンド通算10作目、そして作家デビュー作
「妖怪ヘヴィメタル」とも呼ばれる、本邦随一のオリジナリティを持ったバンド・陰陽座が、
10枚目のアルバム『鬼子母神』を完成させた。
全12曲でひとつの大きな物語が表現されている、トータル・コンセプト・ストーリー・アルバムだ。
原作となる脚本『絶界の鬼子母神』を書き下ろしたのは、ボーカル&ベース、作詞作曲を手掛けるリーダーの瞬またたび火。
山深き絶界の村に迷い込んだ浪人、巫女にむらがる村人達、おそるべき因習。絡み合った幾重もの運命は、いずこに辿り着くのか――。
文芸作品として確かな達成を遂げたその脚本は、単行本として刊行されることも決定した。
作家デビューを果たしたヘヴィメタルバンドのリーダーに、話を聞いた。(文・吉田大助)